共に歩む

「勤労に感謝する日」の振替休日となる24日の月曜日。

午前中に複数の会合を終えた後。

現在は、議会棟にて、せっせと資料を作成したり、各方面へ連絡したり。

巷は3連休の所も多く、夕方からはご多分に漏れず。

私も「運転手」として家庭のフォローをしなければならないので。

それまでの間、木漏れ日ならぬ、ブラインドからの陽光を背に浴びながら。

デスクにて、ちょっと一息入れては、ブログの更新。

ついては、発信したい事は山積なれど、前号で触れた…

同僚、同志、豊島議員の「政経懇談会」で行われた。

慶應義塾大学大学院教授、テレビでもお馴染み「岸・博幸」氏の講演を。

要約、取り上げてみる次第です。

まずもって、同氏は一橋大学を卒業後、当時の通商産業省に入省。

在籍時に「コロンビア大学経営大学院」へ留学されては。

2001年の小泉内閣時などは、竹中平蔵氏の大臣補佐官に就任。

後に「脱藩官僚」の道を選択されますが。

音楽業界で名を馳せる「エイベックス」の会社顧問をされたり。

大阪市や大阪府の特別顧問や。

経済に係わる「安倍内閣」の相談役も務められていた人物。

「著名人だから」と、同氏の発言を、全て額面通りに受け取らずとも。

稀有なる「経験」からのメッセージには「現場」が裏打ちされており。

1時間弱の講演では、幾度となく感心させられる場面に遭遇いたしました。

例えば、「アベノミクス」に関しては、その功罪を事細かに提示して下さり。

「今後の経済情勢」へも、示唆に富んだ所感を述べられ、一端を垣間見れば…

「先送りであれ、安倍首相は、2017年4月に消費税10%への増税を名言された」

「これは正に『退路を断った自身の覚悟』の表れであり」

「今日まで、金融緩和、財政出動、成長戦略と、3本の矢を打って来たが」

「2016年辺りからは、政策としても確実に『金融の引き締め』に入らざるを得ず」

「増税までのコレから2年半の間に」

「岩盤規制の改革や社会保障制度の抜本的な見直しを基本とした歳出削減など」

「政権の真価が問われ、我々も注視しなければならない」と。

(無論“今度の総選挙の結果”如何にもよりますが)

また、広島市の「地域再生」についても言及され。

「とにかくポテンシャルを秘めている街に間違いはなく」

「しかし、着手されていない事が非常に多すぎる」

「都市間競争を生き延びて行く手法は数あれど」

「欧州での“都市の成功事例”などになぞらえてみれば」

「若い人達の世代が地元で頑張る!」

「その環境を如何に創り出して行くかが、今後の喫緊であり重要なる課題」

「広島は、コレをやるだけで、まだまだ変わる」

言うなれば、「若い世代が現場で頭角を表しては活躍、躍動する様な…」

「都市の『空気感』を変える事が非常に大事である!」

と、冷静に熱弁を振るわれました。

一見、「空気感を変えるって…」と抽象的に受け取られるかもしれませんが。

実際、世で言われる「デフレの解消」にしても。

消費者をはじめ、この「人々のマインド」を前向きに好転させるは重要な鍵であり。

数々のニュースを分かり易く解説して下さる、かの池上彰氏も口にされる。

「若い人が政治のトップに立つと、若い世代が政治に関心を抱く」

「こうして人々に“ヤル気”を喚起させ、若い力を原動力として」

「年配世代とも融合しては、一丸となり政治を前に進めて行くべき」と。

ちなみに、先だっての選挙では「沖縄県知事選」ばかりにスポットが当たりましたけども。

同日、あの活気ある福岡市の市長選では、40歳の元アナウンサーが再選を果たされ。

半世紀もの間、元官僚が入れ替わり立ち替わり首長を務め。

結果、多額の借金を抱えてしまった千葉市では?

そうした流れを当人と市民が断ち切り、市長は36歳。

財政再生団体の再建を託された夕張市長は33歳で。

時の人でもある佐賀県は武雄市の樋渡市長は44歳。

他に、42歳の尼崎市長や、飛躍して…

英国のデービッド・キャメロン「首相」は48歳。

こうした「40代」の為政者を、私ごときが代弁させて頂けば。

私共世代は、その距離感から、下と上の世代を「結ぶ事が出来る」と同時に。

おこがましいながらも「バランス感覚」を持っているので。

自らのストロング・ポイント以上に、自らのウィーク・ポイントも熟知。

「足りない部分」を、周囲の人々から「おぎなって頂く」術も知っている。

間違っても、若輩なる40代が全能感を得ては。

「私がルールブックだ!」と思い上がり、大上段に構える事もありません。

更に、この度の豊島議員の会合では、県内の財界から500人以上の人々が集い。

その中には、40代で大企業のトップに立ち、重責を担い。

幾つもの大プロジェクトを推進されている方々が沢山ご列席されましたけども。

ミスター「長嶋茂雄」さんのデビュー戦と同様で。

大投手、金田さんと対戦して「4三振の結果」であれ、そこで本人の奮起と努力と共に。

活躍する「場を与え続けられた」からこそ、伝説(レジェンド)は生まれた訳で。

常勝軍団とは、如何なるスポーツや企業に於いても…

「リスクを負わずに生じる大きなリスク」を知り、上手に「世代交代」を進めている。

言わずもがな、それは過去の歴史が物語っております。

実際、私などの存在は棚の上に陳列しておきますが。

周囲を、世界を見渡せば、シッカリしてますよ。40代の面々は。

今後、幾つかの選挙が私共の前に訪れますけども。

着手が「1日」遅れれば、改善は「2日」先延ばしとなり、コレが4年となれば…。

うむ。

30年後、50年後の未来も見据え、「急がば回る」からこそ。

私心を捨て、公共性&公益性の観点からも、皆で同じ目標を共有しては。

そろそろ、この街の「空気感」を一緒に変えて参りましょう!

先人の功績を尊びながらも、まだまだ。

広島市は、コレからなのですから。

投稿日 : 2014年11月24日

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