広島市安佐南区から市政を新たに! みんなでいっしょに変えて行きましょう!
石橋竜史(いしばし りゅうじ)の公式Webサイトです。
旧広島市民球場の活用策を巡り。
「文化芸術の発信拠点に」との報道があり。
そこには、先だっての菓子博が引き合いに出され。
「市民の力で人が集まるイベントを開き、賑わいの場に」
との、市文化協会・会長のコメントも掲載されておりました。
そこで、改めて市民の皆様に「認識しておいて頂きたい」事を幾つか。
まず、盛況の内に幕を閉じた同菓子博ではありますけども。
約16億円の開催経費を捻出するにあたり、事前に。
地元企業をはじめ、各方面へ「協賛」の協力要請が徹底して行われました。
私は、その要請を受けた企業の方々にお話を伺いましたが、その方々は?
「正直○○万円にも上る協賛金を出すのは苦しい」
「しかし、街を上げての大きなイベントではあるし、今回だけでも…」
「地元企業として、何とか工面しては協力するしかない」
と、本音を吐露されていたりで、無論、同様の企業は一社や二社ではない。
補足すれば、敢えて極端な表現を用いますけども。
我々が生きている間に、おそらく2度と訪れない種の博覧会であり。(今回は92年ぶり)
各協賛企業様(個人も含め)は、未だ不況ムード(当時)の世の中で。
会計を「やりくり」しては、協力して下さっていて。
また、無数に刷られた入場チケットにしても。
人気アーティストのプレミア・チケットの様に、即完売した訳でなく。
各々の関係者が割り振られた(負担)分のチケットを。
各方面に頼み込んでは、懸命に「さばいた」背景もある。
(ゆえ、総販売枚数「約78万枚」の内、「約58万枚」は前売り券です)
定期的に訪れる催しではないが故に、協賛が得られ、前売りも大量に購入され。
真新しさも手伝い、人々が足を運んで下さった要素は多分にあって。
ならば、コレが常態化したらば?
当然ながら、こうも簡単に事は運びません。
私は、過去にイベント業界にも身を置き、何千人もが集うイベントを…
企画、準備、運営していた事がありますけども。
「人を呼び込む」とは、資金の工面に、催し内容等、言うほど簡単ではなく。
それは、数百メートル北に位置する中央公園の利用実績が証明していて。
かつ、今回も「経済波及効果」との数字が“散々”飛び交いましたが。
その経済を研究されている教授ですら…
「経済波及効果ほど曖昧模糊な数字はナイ」と口にされたりも。
(菓子博が地元地域や経済に好影響を及ぼしたのは確かですが♪)
また、何もイベント関連に限らず、こうした世に流布される「数字」など。
カテゴライズに分母をアレンジしたりと、いくらでも化粧は施せます。
今一度、今後、「確かに訪れるであろう時代」は?
2040年の広島など、人口が現在の284万人から239万人と。
福山市ほどの人口が、この広島から減少し。
かつ、経済や都市の運営を下支えする生産年齢人口が…
「約40万人前後は減って行く」と推計されている。
「平時」ならば、まだしも。
今後は、広島として「生き抜いて行かなければならない」。
人口が減るならば、交流人口を。
MICE戦略など最たる例ですが、つまりは広島へ人々を誘致しなければならない。
そんな折、街の中心部、旧市民球場跡地の僅か一角を利用して。
どこの都市でも散見される、一過性のイベントを打っては。
地元民だけで、小規模に喜んでいる段ではないのです。
沈み行くタイタニックの船上で、刹那にポーカーに興じている場合でしょうか?
当然、イベントを否定しなければ、文化や芸術も大事。
だからこそ、全てを融合させ、共存を図り。
「未来へ舵を切ろう」と、かねてから一貫して訴えている次第。
流行りに廃りも無ければ、都度の周辺への負担も発生せず。
コンスタントに年間で「約30万人」を集める「サッカー」を導入すれば?
(環境が整えば、50万人への「のびしろ」も充分にある)
行政としても、市民としても、これほど重宝するコンテンツはありません。
そこを「土台」に据えては、数々の催しも上乗せして行こうと。
勿論、コレが「ベスト」とは申しませんが、翻って…
イベント広場や文化芸術の話を伺っていると、驚くほど抽象的で未確定。
宜しいでしょうか?
サッカー複合スタジアムの提案が無ければ、現政権下では?!
旧市民球場跡地の活用法が、そのレベルで決定していたのです。
重ねて、これまたスポーツを異常なまでに除外しようとしていたり。
自らの好みで他者を排除するなど、平和都市の対極にある思想とスタンスで。
違いを、多様性を認め合い、そこから未来へ繋げるべきではないのか。
地域の再建、この主役は、間違いなく「市民」です。
自称スポーツ大使の私ですら、「スポーツで広島を再生する!」
と、胆略的で思い上がった思想は持ち合わせてない。
(当然、自らのストロング・ポイントとして、そこを目指しますけど♪)
しかし、日々を奮闘される市民の皆様を…
「スポーツで支え、サポートする事は充分に可能!」
何百万人もが暮らす都市には、多種多様なる方々がいらしゃり。
有限なる人生、寛容に互いを認め合えば、有益なる街の将来が必ずや訪れる。
ホント、この3倍は書きたい事があれ(笑)末尾に。
The first duty of love is to listen.
愛の第一の義務は、耳を傾ける事である。
あの場所へ。
文化芸術やイベント広場を標榜する、まだ見ぬ友へ。
私の声よ、届けと願い。
投稿日 : 2014年1月27日