暮れる呉にて

現在、起床してから既に20時間以上が経過しております。

1日とは、かくも短くあり、また長くもある。

平等に与えられている時間に不平等感すら覚えてしまいますが。

出来、不出来を問われれば、まだまだ後者で不行届きながら。

「よくやってると思うよ」との自画自賛、何卒、ご容赦下さいまし♪

さてと。

既に、この時点で新聞配達のバイク音が外から漏れ聞こえて参りましたので。

昨日、書いている途中、眠り込んでしまい。

鮮度が落ちては“お蔵入り”する予定だったブログ記事を。

再度、ネット上に放流しては、供養してあげる事とします。

はじまり、はじまり。

昨日、市議会・議長会・議員研修会の出席で、呉へ。

その一環として講演が行われ。

京都大学大学院の教授であり、内閣官房参与でもある。

「藤井聡」氏のお話を伺いました。90分間タップリ♪

まず冒頭に、吉田兼好の『徒然草』より…

「世間は虚事(そらごと)ばかりなり」

「世に語り伝ふること」

「まことはあいなきにや」

「多くや皆 虚事なり」

「いひたきままに語りなして」

「筆にも書きとどめぬれば」

「やがてまた定まりぬ」と。

要約すれば、世間一般に語られ、報じられる事。

例えば、学会の定説であったり、教科書、予算案等々。

そうした“イメージ”を…

「ほんの少しでも疑ってみて下さい」から始められました。

続けて。

@「少子高齢化で内需の拡大は望めない」

A「日本が経済成長するには外に打って出るしかない」

B「日本政府の破綻はそこまで来ている!」

C「規制緩和=改革で、経済成長を!」

D「公共事業はムダ,景気対策としての効果薄で借金だけを増やしてしまった」

等々、この辺りは“世間の虚事”である。

つまりは、「これらは誤った認識の1つでは?」と掲げられ。

@で申せば、少子化は進もうが、ドイツやロシアは経済成長を続けており。

Aで申せば、日本の輸出依存度は諸外国の中でも取り立てて低く、典型的な“内需主導経済”であると。

Bに関して、コレは深刻なる誤った認識であり、日本国債は全て円建てで、ギリシャ等とは根本的に構造が違う。

諸々、様々な事例を引き合いに出されながら講演を展開されました。

そもそも「内閣官房参与」とは?

先だっても安倍“新”内閣の発足にあたり、一様に報じられておりましたけども。

いわゆる総理が任命される、各種分野に優れた見識を有する人材で。

現在は「7人」が任命されておりますが、平たく申せば。

総理の相談役でありアドバイザーでもある、いわゆる「ブレーン」。

ある意味で、国を護る(まもる)べく1億2千万人以上の中から選ばれし「七人の侍」。

その中の「藤井氏」は一人なのですから、やはり「持って」らっしゃいます。

単に「頭脳明晰である」以上の、以外の、意外なモノを。

現在の広島市には何が最も欠けているのか?

私にとり、改めて「そこが浮き彫りとなる好機」になった事は言うまでもありません。

「世間は虚事ばかりなり」ってか。

流石、切っ先が鋭いぜ!

投稿日 : 2013年1月30日

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