大人のシルエット

22時半に帰宅して、長かった1日にホッと一息。

そこでテレビをつけると、テニスの「クルム伊達」選手がインタビューに登場されておりました。

顧みれば、幼少の頃からテニスに打ち込み、世界ランク4位まで上り詰めた…

いわゆる、伊達公子選手。

如何なる分野でも、市内、県内で1位になる事すら簡単ではない中で。

しかも競走の激しいテニス界にて、単発でなく、ランキングでの世界4位。

完全なる偉人、偉大なる人物でらっしゃいます。

そして、1996年で引退された後。

12年ぶりにツアープレーヤーのプロ選手として現役復帰されたのが、2008年。

その後の活躍は、ここで特筆されるまでもありません。

で。

冒頭のインタビューにて、実に温和な表情で口にされておりました。

「10代、20代の若者は、色んな経験をされて下さい」

「30代の方々は…」

「夢をあきらめないで♪」

41才(伊達さんの年齢)の大人であれば?

一見、誰もが後生へ向けて発する常套句の様な感じですけども。

伊達さんの場合、その言葉の“深み”と言うよりは、どこか“純度”が違います。

「嗚呼、実体験に基づき、本当にそうなんだろうな」って。

また、失礼な表現ながら、私は伊達さんのファンでも特定の思い入れもありませんが…

これまた、実に「素敵な表情」をされている。

どこか、性別を越えて「人」として、何とも良い表情と。

まだまだ20代、30代では背伸びをしても醸し出せないトーンで一言一言を喋られる。

年下の私が評するのも恐縮ながら。

きっと、カムバックからの「今」が充実されているのでしょう♪

すげえな。

「包む」と書いて、「くるむ」とも読みますが、自らの人生のみならず、周囲の人々までも…

くるむ伊達。

うむ。

走り続けている人は、カッコイイぜ。

投稿日 : 2012年4月27日

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