『瓦礫の行方』

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「広島市のガレキ処理」について質問、要望等、本当に沢山のメッセージを頂戴するので。

今回は、この話題を取り上げるとします。

まず、広島市議会の動きをご説明させて頂きますと。

当議会では、先月の22日。

「東日本大震災で発生したガレキの受け入れを被爆地として表明するよう」

広島市に求める決議案を提出しては、賛成多数で可決いたしました。

補足するまでもなく、それぞれの背景を持つ沢山の議員が存在するのですから。

この決議案を提出するにあたり、ここへ諸手を上げて賛同する議員に、反対する議員、

慎重派の議員と、多様なるスタンスの議員が存在した事は確かです。

そして、結果的には?

「県と連携して“放射線測定などの体制を整えた”上で『有害物質』までもが除去され」

「そこで初めて受け入れを表明するよう」と。

幾つかの文言(約束事)を加え、決議案を出す運びとなりました。

ここへ関しては、先週、私と近しい人物が被災地を訪れ。

首長クラスの人物と話をしては、現地調査を行なって参りましたけども。

立ちはだかる諸事情を加味しても、一足飛びに前進する種の問題でない事が1つ。

と申しますのも、放射線(放射性物質)に関しては。

その「基準値」を含め、各設定レベルの“安全”に対する信憑性。

並びに、除染方法(ある程度の除染が可能なのか?また除去作業が事前に行われるか?)等々。

この辺りが“曖昧なまま”では、この広島のみならず。

「他都市」へ安易に持ち込まれて良いモノではありません。

ガレキが処分できなければ、被災地の復興が進まないのは確か。

ながら、被災地の方々も…

「ならば放射性物質をはじめ、危険要素を内包したガレキを他都市へ送り込んで解決すれば…」

コレも本望ではないと思われます。

また、前述の決議案に「有害物質」との文言を盛り込みましたが、コチラは?

この度のガレキは、様々な工業地帯を含め。

それこそ“産業廃棄物”等々までもが全て混ざり、一つになってしまっている。

そうなると、ガレキ中には、当然、放射能に汚染されたかもしれぬ物質に留まらず。

カドミウム、水銀、ヒ素などの「有害物質」までもが含まれている可能性は、完全に否定できるモノでなく。

例えば、この「ヒ素」などが地中に浸透でもすれば、永遠に除去する事は不可能です。

こうした有害物質が、如何なる都市に限らず、水源地にでも流出しようものならば?

ですから、確かに広島市議会では決議案を提出しましたが。

これは「広島市は何でも受け入れろ!」と無条件に要望しているものではありませんし。

現段階では、行政サイドも“時代の潮流”に乗って…

簡単に「受け入れます」とは表明されないのではないでしょうか。

※国家規模で大事な問題であり、いち地方議員の私が何かをココで確約、断言できるモノではありませんので、ご容赦下さい

コレは、決して「被災地の事は、被災地で解決しなさい」と申しているのではありません。

被爆後、広島市は他都市、他国からも多大なる援助、協力を頂戴して参りました。

ゆえ、直ぐにでも救いの手を差し伸べ、取り組める事には何でも協力してあげたい。

しかし、汚染、被害の拡大は、これまた国家規模で防がなくてはならないのも確か。

いずれにせよ、白でも黒でもなく、グレーゾーンのまま、安直にアクションを起こせる次元の話にあらず。

引き続き、広島市民の生活を絶対に守りながらも。

様々な形で被災地の復興に寄与するべく、我々も取り組んで参る所存です。

投稿日 : 2012年4月03日

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