広島市中心部の行方 @

前号に引き続き、話は「旧市民球場跡地の活用策」について。

先ずもって、遅かれ早かれ同場所の“更地”が多くの市民の方々の目に触れる事になります。

今を生きる殆どの方々が、あの場所に「球場があった光景」に慣れ親しんでいる。

いわゆる“当たり前”の場所が、広大な広場と化している訳ですから、大よその人々の目には…

その光景が、条件反射として新鮮に映る事でしょう。

「おお!こんなに広いんだ!」「広場も悪くないな♪」と、当然の反応とも言えます。

しかしながら、いつかは必ず「慣れる」のです。120%慣れる!

例えるなら、キッチンに置かれた“大きな冷蔵庫”みたいなモノで。

そこにあったから、また何らかの用があって足を運び、違和感すら覚えて来なかった。

そしてある日、古くなった大型の冷蔵庫を廃棄し、家族の誰もが感じます。

「おお!こんなに広いんだ!」「このスペースも悪くないな♪」

しかし、いつかはキッチンの空きスペースにも普通に慣れて、かつ用が無ければ、そこへ足すら運ばなくなる。

「慣れる」について、ここ最近で言えば「マツダ・スタジアム」など好例。

良いスタジアムです。長い間、空き地で荒地でもあった場所にカープの素敵な新球場が誕生。

誰もが、それは誰もが新鮮でした。

その瑞々しい感覚、感情を…

同球場と「初対面」の人は別として、どれだけの方々が今なお維持し続けられているのか?

※維持できない事を「非」としているのではなく

話は冒頭へ戻りますが、この更地には「夜」に触れ合ってみる事も大事でしょう。

この度の「旧市民球場跡地検討委員会」に於いても、地元地区を代表した複数委員からは。

「地元民は『広場だけはやめてくれ!』との意見では一致しています」との正に“現場の声”を耳にします。

「夜間は暗く危険なる広大な土地が生まれる」

他に「固定資産税の高い場所で経済波及効果の得難い…」

「安易なる憩いの場所だけは勘弁して欲しい」との理由も挙げられておりました。

そう!

同場所の活用法を模索するにあたり、これまでのキーワード、「広場」であり「公園」。

次号は、その辺りに触れて参りたいと思います。

投稿日 : 2012年1月04日

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