土壌改良 「後編」

それでは前号「前編」からの続き、「後編」へと参りましょう。

まず、ビッグアーチで大規模ライブが行なわれると、どんなメリットがあるか?

今回のライブでも、2万人以上が「県外」からの来場者です。

となれば、「ビジターズ・インダストリー」(広島への訪問者効果で産業を成す)を掲げる広島市にあり。

観光客、ビジネス客、交流客なり、来広者の「新規開拓」や「リピーター客」を生み出す“きっかけ”が誕生する。

そして、その方々が地元広島に様々な「波及効果」「経済効果」までも運んで来て下さるのです♪

例えば、広島市の繁華街、ド真ん中に位置しては“若者のファッション基地”ともいえる、パルコ。

このパルコに入っている“ある店舗”を取り上げれば、今年7月の売り上げが、前年度の同月比「50%減」。

なぜ半減?今年が悪すぎるのか?前年が良すぎるのか?

理由は明確であり、昨年の7月24日、25日にビッグアーチにて人気アーティスト「エグザイル」のライブが行なわれました。

正に、ライブのターゲットとなるファン層とパルコの購買層が“合致”した訳で。

県外から広島へ訪れた若者が、次々と買い物をした。つまり「お金を落として行ってくれた」のです。

言わずもがな、数々の宿泊施設が埋まれば、飲食店業界も一時的であれ潤ったり。

この2日間で、アストラムラインでいえば「サンフレッチェの観戦・年間利用者数」以上の人々が利用。

写真をご覧頂ければ一目瞭然で、夕方からライブが始まり、終われば21時前後。

県外からの来場者からすれば、広島駅から、あれだけ遠くの場所でライブが行なわれるのですから…

広島の地に宿泊するしかありません。良くも悪くも、ノー・チョイス!(笑)

確かに、地元周辺地域では多大なる交通渋滞を招いたりもする。(ピストン輸送で多量のバスが行き来するので)

反面、「相殺」(そうさい)には出来ないまでも、地元地域へは優先的にチケットが発売されれば。

「ロイヤリティ無し」で、地元周辺のお店が、ビッグアーチに出店できたりもしていたり。

補足までに、このライブ2日間で、サンフレの年間使用料と同様の使用料が施設側には入って参ります。

これだけ、ある種の「外貨」が広島へ入るならば「度々ビッグアーチでライブを?」とのアイデアも浮かびますが…

前号でも申した通りで、確実に集客が見込めるビッグ・アーティストでないと、そうそう割りに合わない。

なぜ? 経費が掛かり過ぎるからであり、経費を削減するには?

“ココ”です!

サンフレッチェに関して申せば、ここ数年、着実に実力をつけては、全国的にも人気を博す選手が躍進。

地元をはじめ、確実にサポーター(観客)は増えている。

でも、現在の様に“頭打ち”感が拭えないのは、人気が高まれば高まるほど、人々がビッグアーチへ集えば集うほどに。

会場、周辺インフラが整っていないがゆえ、人気カードになれば、キックオフの数時間前に車で来場しても、キックオフ後ですら駐車が出来ない。

試合が終了すれば、帰宅時のバス停で1時間弱も待たされたりで、悲しいかな、リピーター層を確実に失って参りました。

そこで、サンフレッチェが別会場へ移転をすれば!(かと言い、現在、Jリーグの規定を満たす会場は市内でビッグアーチしかありません)

また、何よりも求められるは「割り切る」(英断)ことであり。

陸連で定められた「第一種陸上競技場」を維持するが為に、天然芝や補助グランドまでもが必要となります。

が、乱暴な表現となれ、補助グランドなど「野球グランド」に改修すれば飛躍的に「広域公園」としての需要は伸びるでしょう。

※ただでさえ利便性や施設使用料の安価から陸上関係者の殆どはコカ・コーラウエスト広島スタジアムを日常的に使用しているので、同場所へ陸上機能を集約、充実を図る

そこで、あくまで一つの提案として、ビッグアーチの芝を割り切って「人工芝」へ張り替える。(出来れば補助競技場や第一球技場の芝も)

そうすれば、必要なのはイニシャル・コスト(最初の出費)だけで、先々の維持費は大幅に軽減されます。

そして、天然芝の養生経費が抑えられれば、日程的な融通も利き…

これだけで、ライブのプロモート側も「採算」を考慮しながら、これまでよりも幅広いアーティストが呼べる様にもなる。(頻度も上がる)

施設側への収入も増えて赤字が軽減されれば、県外からの来広者も増え、サンフレは新たなるサッカー専用スタジアムで躍進!

当然、全て目算通りに事は運びません。運びませんけども!

ならば「現状のまま」で、いつまでも策を講じる事もなく様々なモノを“失い続ける”のか?

立地もそうですが、ビッグアーチは施設としても、かなり老朽化してはジョイント部分等、危うい箇所が随所に見られ。

しかも、大多数の座席が今の時代にあり、個別式でなく、背もたれ無しの長イス式。

上記も踏まえながら、私などは「広域公園」自体を、いっそ「福島のJビレッジみたいにすれば良い」と、つくづく思います。

そもそも、スタート地点から中長期的なビジョンが無いのですから、サッカーの興行や陸上競技を突き詰めるにも無理がある。

しかし!テニス・コートは20面もあり、陸上、サッカー、ホッケーと様々なスポーツに取り組める環境が異様なまでに整っており、不足するは…

いわゆる、簡易でも構わないので、「宿泊施設」です。

これを備えれば、全国から小中高校、大学のスポーツ・クラブを研修や合宿の名目で広域公園に呼ぶ事が出来る。

県外から(県内も可!)訪れた誰もが、一定期間、この広島に宿泊しては技術を身につけ、チームワークまでも醸成する。

広島が「思い出の地」にならない訳はありませんし、施設の利用日数も格段に向上すれば。

一定レベルのクラブ(チーム)が広域公園に集う流れが恒常化する事により!

この地で大阪と埼玉の高校が練習試合を行なったりと、広域公園が「人気のキャンプ地」と成りて新たな派生効果、好循環も生まれます。

発想の転換と、全ては実行力!これからです!これから!

「のびしろ」は無限にあるのですから、広島の持ち合わせるポテンシャル(潜在能力)をフル活用して。

笑顔の溢れる広島を形成して参りましょう!!!

投稿日 : 2011年8月16日

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