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日記|DIARY

2010年12月30日  『共に育つ』


本日、17年間にわたり“三矢寮”にて寮長さん、寮母さんを務められた“稲田ご夫妻”を送る会が市内のホテルで催されました。


私は構想段階から携わらせて頂き、本日は司会進行を務めたのですが、何が驚いたって…


サンフレ・ユースOBと関係者の出席率!


そこで、話を展開する前に「ユース」をご存知でない方々へ今一度 “補足”を♪


「ユース」とはトップ(プロ)チームのアカデミー(下部組織)であり、16才から18歳の高校生が所属するサッカークラブ。


サンフレッチェ・ユースは“全寮制”で、みんな一緒に高校の3年間を安芸高田市は吉田町で過ごします。


その寮において、全国から集まるユース生(高校生)の親代わりとなり、正に“寝食を共にする”のが冒頭の寮長さんであり寮母さん。


Jリーグが誕生し、ユースの育成システムが確立され、寮が誕生して今日を迎えるまでの17年間。


“元気の塊”の様なヤンチャ坊主の集団を、厳しくも温かく教育、見守って来られました。


他人様の子供さんを、しかも人生の中で人格の形成がなされる最も大事な時期を「3年間」にもわたって“預かる”のです。


そこに交錯する、見えない苦労、葛藤、そして喜びの数々を、改めて本日の出席者全員で共有したのですが…


陳腐な表現で申し訳ないながら、「感動」の一語。


これまでの17年間で、延べ150人以上のユース卒業生を輩出。


誰一人の例外なく、寮長さんより相当なる厳しい生活指導を受けて来た。


でも、そんな3年間を経て“巣立って行った子供達”が、数年、十数年が経過した“今”でも。


「寮長・寮母さんへ感謝の気持ちを伝えるぞ!」となれば。


日本代表合宿へ参加中の森脇、槙野、陽介君や天皇杯で勝ち残っている佐藤のアキ君などの欠席組を除き。(でも彼らからビデオ・レターや花束が届きました)


「8割、9割にも上らん」と言う程、ほとんどの卒業生が“全国から集う”のです!


これは寮長さん寮母さんの“人徳”以外、何モノでもありません。


上記を鑑みても、兎角、「日本サッカー最高峰」の場所へ、高確率で選手を送り込んでいる事にスポットが当たりがちですが。


サッカーの枠を超え、「お世話になった恩人をねぎらい礼を述べる」となった際、何をおいても駆けつける人々。


また、そんな人材を育て上げられた寮長さんや寮母さん、森山監督などの関係者を含めた、これまた人材に。


全てを醸成する「日本一の地域」が素晴らしい!


しかも、こう言った素敵な面々が集う「送る会」ですから、単に“感動”へ帰結するでなく。


笑いあり涙ありの「ザッツ!体育会系!」で、健康的な会合となりました♪


この度、槙野君がドイツへ渡る事となりましたが、それは本人の絶えまぬ努力と。


多感な子供達がドロップ・アウトしないよう、環境整備をしては支えて来た人々、地域の歴史があったからこそ。


サンフレッチェ広島と言うトップ・チームを強化するべく、全国に先駆けて「ユースをつくるぞ!」「その為には寮をつくるぞ!」と尽力された…


「ザ・レジェンド」とも呼べる今西和男さんも会合へ出席されてはスピーチされましたが、当初からの“活動スタンス”に微塵のブレもありません。


我々は、「サッカーを通じて、人づくりをするんだ」と。


さてと。


気づけば既に日付は替わり、いつの間にか大晦日に突入!


しかも、時刻は朝の5時56分。


本日は瑞穂ハイランドでのカウントダウン・イベントが控えております!


「ガンガンに場を盛り上げるぜ!」


の前に。


先ずは寝るぜ!


どさくさに紛れて、良いお年を!

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