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日記|DIARY

2010年2月12日  ☆国境無きヒーロー☆


少年には、誰しもヒーローが存在するもの。


写真は、アメリカ大リーグの長い歴史において、知らない人など「皆無」と言って過言ではない2大選手。


ニューヨーク・ヤンキースの黄金時代を支え、数々のリーグMVPやホームラン王に輝いた「ミッキー・マントル」。


そして、ヤンキースの好敵手であるレッドソックスで、これまた幾度のリーグMVPや打率王を手中に収めた「テッド・ウィリアムズ」です。


また、デッド・ウィリアムズが打ち出した金字塔、シーズン出塁率「4割8分2厘」は、未だ、あのイチローですら破れない「歴代1位」の大記録であり…


返す返す、「ザ・レジェンド」とも言える両選手。


の、ベースボール・カード♪


このカードを入手した経緯は、昔々その昔、当ブログでも書きましたが、顧みるに1996年のニューヨーク…


その日は記録的な豪雪により、私はアパートから外出できず、1階のロビーから、ただ一面の銀世界を窓越しに眺めるのみ。立ち尽くしていました。


すると、年の頃、30代半ばの男性が近づいて来て、「君は日本人かい?」「ならば我が家に来ないか?」と私を誘います。


私とて「人を見抜く目」は養われており、その好意的な態度に、同アパート内にある彼の部屋を訪ねると。


そこには、彼のアメリカ人の父と、日本人の母が同居しており、突然の私の訪問にもウェルカムで暖かいスープをご馳走して下さる事に♪


何気ない日常会話を交わしながら、食後になると、70歳になろうかと言う温厚な人柄のお父様が…


「私の宝物を見せてあげるよ」と言うのです。


そして、父親の部屋に通されてビックリ!


辺り一面が「アメリカ大リーグのグッズ」で埋め尽くされている!


その数々のグッズの中で、お父様の「ひときわお気に入り」であるグッズが…


前年度、新人王にまで輝き、その「トルネード」で正に旋風を巻き起こした“現代のジョン万次郎”こと…


ロサンゼルス・ドジャース「野茂英雄投手」のルーキーグッズでした。


お父様は、穏かな口調で続けます。


「ここ数年、野球界は選手会側のストライキなどで、ファンが離れて行ってしまった」。


「そこを日本からやってきた一人の青年が救ったのだ」。


「私は彼を誇りに思い、同じ日本人である君にも感謝する」と。


そして、優しく2枚のベースボール・カードを私にプレゼントしてくれました。


それが、お父様のヒーローであった、写真の両選手。


言わずもがな、根っからの野球少年であり…


その活躍と志に胸を打たれた私が、「野茂投手の大ファン」にならない訳も無く。


野茂投手は、未だ私の永遠のヒーローであります。


そのヒーローのコメントが、この度のニュースで報じられておりました。


記事タイトル:《野茂臨時コーチ「今年1年、カープファン」》


広島カープが11日、沖縄市での1次キャンプを打ち上げた。


野茂臨時コーチは「なるべくゲームも見て、いいアドバイスができれば」。


「今年1年、カープファンで行こうと思います」と“コイ党”を宣言。


野村監督は「シーズン中も連絡をくれて、外から見たイメージを伝えてほしい」。


「機会があれば広島にも来てくれると思う」と臨時コーチの“再登板”を願った。


あの野茂さんが、「コイ党」を宣言して下さる!


この記事を読んだ瞬間、もう「条件反射」で少年の様に私が喜んだ事は言うまでもありません。


「野茂さんがカープファン♪」


記事では「今年1年」と書かれようとも、引退後も「その経験」を買い、臨時コーチにまで招聘してくれたチームから簡単に気持ちが離れる訳はなく。


まずは、同氏を臨時コーチに招いて下さった「野村監督の大ホームラン」に感謝すると共に。


やはり「明るい便り」って良いモノです♪

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