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日記|DIARY
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結成22年!時事ネタを交えた社会風刺コント集団「ザ・ニュースペーパー」のライブへ行って参りました。
ライブの内容や感想を書き綴る前に、「風刺」(ふうし)を広辞苑で引くと。
「遠回しに社会・人物の欠陥や罪悪などを批判すること」。
時に我々は、映像や文章、この度の劇(コント)や漫画を用いての「風刺」を目にしますけども。
風刺とは、単に「何かを批判する」だけでなく。
前記の「欠陥や罪悪」の進行(悪化)を阻止、抑制もすれば、「改善のキッカケ」となったり。
時に、「良薬」ともなり得る“メッセージの表現法”です。
とかく、風刺には「対象物を誇張する」と言った具合に“ユーモアを含んだ”モノも多く。
「風刺」として取り上げられては、表現はストレートですけども、世間より「嘲笑される」「問題視される」ことで。
実際に、改善や廃止・撤回となった悪しき法案や取り組みは世界で無数に存在します。
風刺の補足として“くどい”ながらも、一例を挙げれば♪
私が舞台上、「市民球場の形をした着グルミ」をまとい。
見事なまでのダンスを披露すれば、心に染み入るバラードを歌い上げる。
そして「台詞」が始まります。
「私は市民球場」。
「でもコレは旧姓で、現在は新たな名前を頂いた」。
「その名は、旧市民球場」。
「半世紀にも渡って人々に喜びと感動を届け、未だ、こんなにも動けるのに」。
「無情にも、破壊されようとしているのです」。
「こんな事なら」。
「復元してまでも先人からの美観を守り、中四国の州都“最有力”とも言われる…」
「岡山に生まれれば良かったぁぁ!」(舞台:暗転)
みたいな♪
アンチテーゼと申しますか、そこそこ風刺が効いて?
さて、話は冒頭に戻り、ザ・ニュースペーパーのライブ。
たっぷり2時間15分。
ウィットに富んだ「広島ネタ」も随所に登場して、私も声を上げて笑いました!
そもそも「ネタの作り手」が首都圏に住む人々なのですから。
広島を外から客観視しており、しかも“率直な感想”からの「風刺」だけに、もう合点の連続。
知事がイジられ、市長が茶化され、シャレオが揶揄され、新市民球場の“見た目”が素直に語られる。
切り口にネタの料理までお見事で、ライブのクオリティに、ただただ敬服。
その「広島ネタ」に対しても、会場を埋め尽くした千人以上の観衆の“笑いどころ”は見事に一致!
誰もが思っているのです。
ただ。
「口に出さない」だけで。 |
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