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日記|DIARY

2009年12月14日  私でも出来ること


そう言えば昔、テレビでチャリティー番組が放映されている際、司会を務める島田紳助さんが言われてました。


「チャリティー番組に取り組むにあたり、時に“偽善者”と呼ばれる事もあるが、偽善者と呼ばれようとも取り組まないよりはマシだ」と。


その様なコメントを抱きながら、私の様な“すれっからし”の男が、何ら「善人ぶる」でなく。


等身大であり、「そのまま」の話を少々。


12月14日。


ここ最近で、「こんなにも泣いた」1日はありません。


まず、私は下記の映像に目を通して以来、定期的に献血に通っております。


アンパンマンのエキス


こちらは元々がニュースで報じられた映像なのですが、この続編とも言える特集も、同局より報じられました。


内容は、2歳で白血病を発症した女の子が、献血を受けながら命をつなぎ、病と闘うドキュメント。


時は2008年。


“血液のガン”とも言える白血病と戦う前記のAちゃんは、この年で4歳を迎えていましたが…


2歳から続ける「抗がん剤・治療」の副作用により、女の子にもかかわらず髪の毛が殆ど抜け落ちていました。


そこで、その年のクリスマス。


あるカツラ・メーカーが、Aちゃんの為に、ロング・ヘアーのカツラをプレゼントしてくれたのです。


“もの心”ついて、初めて体験するサラサラの長い髪。


カツラを被った瞬間、Aちゃんの表情は「女性の喜びの笑み」で溢れます。


髪をかき上げ、髪飾りを付け、隣りの病室の友達に「ロングヘアーの自分」を見せる為に歩き回る。


ただ純粋に嬉しくて、誰かに見せたくて歩き回る。


その姿が、女の子なのです。女性なのです。


丁度、同世代の娘を持つ私は、偶然にも目にした“このニュース映像”に、もう涙が止まりませんでした。


その後。


定期的に、前述のニュースを取材した担当者と言葉を交わしては、Aちゃんの病状を伺っていたのですが…


私も日々に追われてしまい、数ヶ月が経過。


本日、生放送で喋っている合間、久々にニュース担当者とお会いしたので、「その後のAちゃん」を訪ねたところ。


「この夏に亡くなった」とのこと。


決して「無関心」ではなかったモノの、どこか忘れてしまっていた自分を責めると共に。


若くしてこの世を去った、それは純粋無垢な少女の気持ちを思うと無念でならず。


生放送中、まだ出番が残っているにも拘らず、スタジオ・セットの裏、1人、声を上げて泣きました。


Aちゃんの小さな体が衰弱し、息を引き取る寸前に発した言葉は。


1人親ながら、一生懸命に看病してくれたお父さんに向かって、「抱っこ、抱っこ」だったそうです。


そんな少女の、あのカツラのプレゼントを手にした時の笑顔を、夜になると再び思い出してしまい。


またまた、1人、パソコンの前で号泣。


そう言えば、昨日の夕方のニュースでは、「県内に蓄えてある血液の量が“かなり”不足している」と報じられていました。


どうか、この寒い時期であれ、お時間のある方は「献血」に行って頂ければ幸いです。


私も、前回の献血が先月の中旬だったので、近々、仕事の合間を見ては行こうと思います。


きっと。


助かる命がある。

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