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日記|DIARY

2009年12月02日  シーソーゲーム


さて、先ずは下記の報道に目を通すとします。


「広島市は、旧市民球場跡地利用計画の具体化検討業務について、主要コンセプトを提案した2社」。


「跡地に『市民の森』を提案した池原義郎・建築設計事務所(東京)」。


「並びに、中心部の『市民広場』を提案したNTT都市開発(東京)に随意契約で発注した」。


「一方、計画に批判的な市議会の会派が求めている完成イメージ図の作成は見送った」と。


如何でしょうか?


あくまで、議会より「市民の理解が得られるよう、先ずは分かり易いイメージ図を作成すべき」と認められた限定予算で。


「球場解体・公園化」へ向け、可能な限りの取り組みが行なわれているだけであり、過剰反応は禁物。


そこで改めて、ここまでの「跡地利用」に関する経緯を簡単に振り返れば。


2005年9月 市が新球場の建設場所をヤード跡地とする「新球場建設の基本方針について」を公表


2005年11月〜2006年1月 そこに伴い(旧)市民球場跡地・利用案募集(民間事業者が26案を提案)


2006年5月 球場跡地利用・検討会議が「跡地利用の方向性についての報告」を提出(26案から11案へ絞る)


(※2006年9月 新球場・設計提案競技選考委員会が結果の報告=新球場のデザインが決定)


2007年1月〜3月 球場跡地・事業計画案に選考された事業者に対して再度募集(11案の中から6事業者が応募)


2007年8月 球場跡地・事業計画案・選考委員会が選考結果を報告


*最優秀案なし*優秀案 「平和祈念堂」 「水な都」


2008年9月 市が「市民球場跡地利用の基本方針」を策定


2008年9月〜10月 基本方針に対して、市民からの意見を募集


2009年1月 市が「市民球場跡地利用計画」を決定


そこで、上記を、もう少し掘り下げてみましょう。


「跡地利用に何を望みますか?」に対しての提案を、民間業者や各種団体、市民より募集して。


市民・各種団体からの提案が「377件」。民間業者からの提案が「26件」。経済団体からの提言が「1件」。


ここから次のステップへ進むにあたり、いわゆる予選通過は「民間業者からの26件」のみ。(ここで一般市民は完全にカット・アウト)


そこからまた「11件」に絞り込められ、その11件の提案に対して検討委員会が「課題」を言い渡します。


「この部分には改善が必要で、この箇所は条件を満たしていないので修正に取り掛かって下さい」と。


そして一定期間が経過した後、「11業者の皆様、課題は克服できましたか?ならば再び応募して来て下さい」と募集が行なわれ。


応募して来たのは、わずか6業者。


その後、検討が重ねられ半分が落選。残りの3案の中にも最優秀案はなく、優秀案が「2つ」選ばれる結果に。


また、最終的に残った業者は、上記の「跡地利用・経緯」の年表において、※の部分。


同時期に新球場(現マツダ・スタジアム)のデザインを決める選考委員会で委員長を務めていた人物の建設事務所と…


もう一方は、これまで基町クレドや白島キューガーデンを手掛けて来た開発企業。


「広く意見や提案を募集する」と言われて集まった404件もの中で。


結果、前述の2件が最終的に選ばれたのは、やはり「必然」ではなく「偶然」だったのか?


勿論、実績ある業者ですから「出来レース」云々ではないのでしょう。


でも、何故ここまで市民の賛同が得られず、混迷を極めるのか?


しかも、優秀案の2つを“1つに併せ”そこへ商工会議所からの追加案まで盛り込まれる事に。


復興のシンボルを解体した上で。


これが現在、推し進められているのです。


普通に。それは普通に「誰が何を望んで、こんな事態になっているのだろう?」「一体、誰が喜ぶのだ?」と素朴な疑問を抱きませんか?


話は冒頭に戻り、この度、市は「跡地利用を森と広場にする」2業者と随意契約を結びましたが…


その最終的な2案を選んだ(旧市民球場の跡地利用を選考する)委員会の委員長は、こう言われています。


「平和公園が2つもいらないと言うのが、正直、地元の意識ではないのか?」


コンペに落選した業者の担当者を私は幾人も(複数団体)存じておりますが、多大な労力とお金を費やしながら…


「街の未来の為に!」と純粋な夢と希望を抱いて熱心に取り組んだ方々が沢山いらっしゃいます。


その方々は、もっと声を上げても良いのではないでしょうか。


この不思議な「着地点」に対して。


そして、一般市民の方々も。


「広く意見を取り入れる」と掲げられながら…


これだけ反対意見が渦巻いているのにも拘らず、どこに反映が?


同様の事を繰り返し、この広島ではこれまでも沢山の事業がコケては多大な負債を生み出している。


己の拙さを素直に認め、「街の財産」とも言える“市民”(企業・団体を含め)みんなの知恵や経験を活かせば良いだけの話です。


みんなの街なのですから、みんなの為にも。

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