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日記|DIARY
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天気が良い日は自転車に限る!
今日も、午後のナレーション終了後、ノンビリと自転車で帰路に就いていると…
それは見事な“秋の空”が広がっておりました。
気分は爽快感に包まれ、気持ちの良い夕方の一時。
そんな帰宅後は。
友人知人より寄せられた、「広島・長崎が五輪招致に乗り出したが、どう思う?」の質問の返答に追われておりました。マジで(笑)
私ごときに見解を求められても困るのですが、「所感」くらいは述べられたりで。
だって、どう考えても、あれはアクションでしょう。「広報活動」以外の何モノでもなく。
何より、発表した方々が「実現は不可能」と言う現実を最も把握してらっしゃると思いますし。
記者会見でも、長崎市長など「牛に引かれて善光寺まいり」状態。
それは、広島の市長も同様で、「どんな五輪にしたいか?」の問いに、「これから考える」ですから。
私は生まれが長崎であり、長崎の風土を心から愛しています。
故に、長崎を茶化したりする気は毛頭ありませんが、同都市は、国体の開会式ですら、会場確保に右往左往したりで。
この広島とて、インフラで言えば長崎と大同小異であり、世界トップ・クラスの祭典を開催できる環境は整っておらず…
もしも整えるならば、「数千億単位」の資金が必要となるのです。
また、アジア大会を開催した広島が、冬季五輪を開催した長野県が、大会後、どれだけの負債を抱え込んだ事か。
広島“県”で言えば、アジア大会・開催前には2千億円ものいわゆる貯金があったモノが、現在では、ほぼゼロとなり…
当時、4千億円だった県の借金は、現在、2兆円にと膨れ上がっている。(アジア大会が原因の負債ばかりではありませんが)
何度も申しますが、そんな台所事情を“やりくり”している当人達は、どう考えても「現実的に招致は不可能」を重々承知している訳で。
いずれにせよ、この度の発表は、あくまで「招致する方向で動きたい」との発表であり、打ち上げるだけ、打ち上げて…
時間が経過すれば、「この度は残念ながら断念しますが、引き続き、可能性は模索します」等の答弁で締めくくられる事でしょう。
私は天邪鬼で、何かにつけ行政に異を唱えたい訳ではありません。が!何が悔しいって、他都市と広島を比べ…
例えば、他都市の「知事の新聞」話から。
朝、公用車が何億もする知事邸に知事を迎えに上がる。すると、車内には知事用に複数社の新聞紙が。
そして登庁、知事室に入ると、そこにも、車内と同様の複数社の新聞紙が机上に並べられている。
「これを無駄遣いと言わずして何と言う!」って話で。
その辺の新聞や定期刊行物を「見直す」だけで、些細なレベルであれ、大阪府などは年間で8千万円も削減している。
当然です。無駄に注ぎ込まれるのは「血税」なのですから。
そんなご時世に、この広島市の一例を取り上げると。
市が、緑化に環境への配慮を考え、市役所の壁面に植物のカーテンを築く事に。
私も実際に、この春から夏にかけて自宅で同様に取り組んでみましたが、それこそ愛情さえ注げば不恰好であれ“素人でも”緑のカーテンは築けます。
また、こう言った取り組みならば、市民の方々に対して「先ずは自分達で示す」と言う観点から言っても…
植物を世話する為に、職員が、朝10分早く出勤するもよし、休憩時間を利用するもよし、如何様にも「自分達で率先して模範となれる」素敵な試みです。
その「日々の世話」を、ウン百万円で業者に丸投げしてどうする。(広島は、この辺りの“感覚”を含めた行政改革が他都市と比べても著しく遅れをとっています)
経費節減は言うまでもなく、結局は、この度の五輪同様、全てが“アクション”なのです。
「理念」と言うか、実が伴っていない。
五輪にしたって、招致に動く前に、まずはスピリットと申しますか、「どんな五輪にしたいか?」なのでは。
しかも、県知事までもが「県に何の相談も無い!」と憤りをあらわにされておりましたが…
何より、市民の方々へ事前に「たったの一言」でも話があったのか?
通常ならば、「話」と言うレベルでなく、市民の方々にも「伺う」、「相談しなければならない」レベルの話です。
コミュニケーションって何?
あるメディアでは、「被爆地を利用している」と批判を展開しておりましたが、無論、私とて、そこまでは思っておりません。
スポーツを通じて、世界に平和を訴える。素晴らしいではありませんか。
でもさ…
「世界に平和を唱える」ならば、まずは、市民「個々の家庭レベル」を幸せにするべきでは。
全ては、“そこ”から始まるのでしょうに。 |
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