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日記|DIARY

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つい先日も、「市民球場跡地・利用問題」に関する講演をお願いされ、ある場所で喋って参りました。
一般社会の“ごくごく一部”であれ、時に「私」を…
「市民球場跡地にサッカー専用スタジアムを誕生させようとする急先鋒」の様に捉えている方もいらっしゃいますが。
これは、誤解です。
確かに、この広島には、サンフレッチェと言うサッカーのプロチームも存在すれば♪
高校のサッカーにせよ、まだ記憶に新しい「皆実高校の全国優勝」しかり。
“サッカー王国”とも言える「広島」に、サッカー専用スタジアムが誕生して欲しい事は言うまでもありません。
しかし!広島に限らず、ある特定の地域に「専スタを建設」となれば、これからの未来“300年”見据えたとて…
どう多く見積もっても、チャンスは貴重なる「1回」。
その1回を、空きスペースがあるからと、アクセスや周辺環境の悪い場所に造ってしまったり。
“一生に1回”訪れるか否かの「サッカーW杯《広島》誘致」へ向け、大きな専スタを造ったは良いが、後々、維持費等で多大な負担を強いられ…
と、身の丈に合わない「専スタ」を造るのも反対です。
結局、そのツケを払わされるのは「後世」ですから。
その辺りを考慮しても、「市民球場跡地」に専スタが誕生してくれれば、これほど最良な事はないでしょう。
「県内」に限らず、全国的に見ても「広島市民球場跡地」と言う場所は貴重であり尊いロケーション。
ただ、跡地利用に関して講演させて頂いた際にも話をしたのですが。
原爆投下から4年後には「平和記念都市建設法」が制定され、同場所は公園化される予定だった。
(公園化を遂行する世界でも名高い“丹下デザイナー”は「現世の人々が生み出す活気で平和をアピール」するべく同周辺での“サッカー場”誕生も計画されていた)
そこへ、市民と財界が同場所へ「球場誕生」を熱望してアクションを起こした事より、「公園化」に動いていた当時の市長や行政は押し切られ…
「これより先、75年は草木も生えない」と言われた場所に、市民の球場が誕生したのです。
被爆の12年後には、荒廃した街に「希望と活気の明かりを灯す市民の球場」が市民の力で。
そして、この市民の行動が市民へ還元される。
球場誕生から52年間に渡り、正に「広島復興の象徴」として、市民の方々に無限の活力や娯楽を届けてくれました。
市民が生み出し、樽募金などを通じて、みんなで守り、育み、共に生きて来た「広島の象徴」。
この尊いシンボルを、新球場が完成したからと言い、「ハイそうですか」と解体しようとする“その神経”が理解できず。
「老朽化しているので?」
甲子園など、市民球場より30年も昔に完成しながら、今もなお、阪神ファンや高校球児をはじめ、全国規模で愛されています。
「球場はコンクリートの壁で、回遊性を遮断する?」
あの場所に市民球場が存在してくれたお陰で、「そこへ人々が訪れる」と言う“全国規模の回遊性”を生み出していたのです。
「市民球場を残せない」のではない。残そうと思えば、現代の建築技術、工法でいくらでも残せる。
ただ、市政側、引いては全ての決断を下す“長”に「残そう」と言う意思がないから「残せない」のです。
無論、まだ「残せません」と何一つも決まった訳ではありませんが。
故に、「市民球場を解体後、何にしましょうか?」と論じる前に、「球場を残しながら、どう保存、活用しましょうか?」と論じられるのが道理。
そこで、「どうしても残せません」となったらば、初めて「解体の道も少なからず出てきてしまうのか?」って話では?
なぜに最初から解体、広場・公園化から話がスタートする様な「非人道的なアプローチ」なのか、未だ市民として理解に苦しみます。
また、「球場を残して行く」となれば、何らかで維持費を捻出しなければならず、しかも街の一等地なのですから「街の発展」へ向けて有効活用しなくてはならない。
そこで初めて!「サッカー専用スタジアムに改修すると言う“いち選択肢”もあり、これは実績もあれば後悔はしませんよ!」と唱えているだけ。
同問題に関しては、平和都市を謳う広島市が、ある種、「とても乱暴な道を選択しようとしている」と言っても過言ではありません。
そこまでして、自分達の「偏った施策」を断行したいのか。
繰り返しますが、民意など何ら反映されておらず、もうコンペも何も関係ない「最終形」となっており…
話は冒頭に戻り、私が講演させて頂いた会合では、市民が約150人も集いました。
そこで、私が参加者の皆様に「市が推し進める計画(球場解体後、広場・公園化)に反対する人は?』と問うたところ。
150人中、大よそ147人の方々が「市の現行案に反対します」と手を挙げられました。
この街は、誰の為に、どこへ向かっているのでしょうか。 |
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