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日記|DIARY

2009年4月23日   浄化



飛び交う「情報」。


受けて側から言えば、「知らずに済めば良かった」ものなのか?


それとも、「まずは知らされ、そこから取捨選択する方が良い」ものなのか?


いずれにせよ、取っ掛かりは「自らが能動的に網を張らなければ」情報は捕まりません。


そんなこんなで本日。


(旧?)市民球場前を通ると、大きな2台のトラックから“何か”が次々と荷降ろしされています。


「あれは!」


私、何もパパラッチでなければ、常日頃から「何かネタを掴んでやろう」などとは間違っても企てておりませんが、取り敢えず携帯で撮影。


それは大量の「折鶴」が球場内へと搬入されているところでした。


私も、以前より微力ながら発信させて頂いておりますが、誰もが「平和を望んでおり」折鶴は願いと想いの込められた尊いもの。


何ら否定する事も否定した事もありません。


ただ、返す返す「折鶴すら折らないでも済む平和な世の中であって欲しい」ものであり“展示”は必要なのでしょうか?


「必要なし!」とは言ってません。


方法は幾らでも存在し、長崎の様に「想いを供養した」後、再生紙として利用させて頂く方法もあるのです。


あの場所を「折鶴の展示施設にしよう」と着々に歩みを進める市政。


そこで、あざとく“昔の話”など引っ張り出したくはありませんが、次の報道を振り返る事に。


《2003年2月26日『市民球場跡にサッカー場を』と広島市長が所信表明》


秋葉忠利市長は25日開会した市議会で、2期目の所信を表明。


「市長選で公約の1つに掲げたサッカー専用スタジアム建設」については、現在の市民球場(中区)を候補地に長期的に実現を目指す考えを初めて示した。


貨物ヤード跡地にプロ野球場などを新設した後、現市民球場活用策について、「短期的には現施設のまま生かし、長期的にはサッカー専用スタジアムの候補地の1つ」と位置付けた。


如何でしょうか?


市長も“あの場所”へサッカー専用スタジアムが誕生する事を望んでいた。


しかし同氏は、その所信表明後、しばらくして…


「あれは“個人的に支援する”という意味だった」と、公で発言を翻しています。


“公約を翻す”など、現在、千葉の森田知事の一件ではありませんが、下手すれば告発まで発展する訳であり「うっかり口を滑らせた」レベルの話ではありません。


では何故?そこまでして公約を撤回したのか?“そこ”には何があったのか?


キー・ワードは、「個人的に支援する」。


遡ること数ヶ月前。私は「サッカー専用スタジアムの賛同者」を増やすべく、現市長の支援団体に足を運びました。


「我々は、この様なプランを持っています。市長も専スタの建設を公約にされていた。どうか一緒に、あの場所からスポーツで街の活気を創出。“現世の平和”をアピールしませんか?」と。


そこで返って来た言葉は、「素晴らしいプランではありませんか!賛同します♪市長にも協力して貰いましょう!」でした。


他に、その方から「市長は元々サッカーをやっていて、サッカーが大好きな人です。きっと協力してくれるはずです」とまで言って頂いた。


でも現在は、サッカーのみならず「スポーツにアレルギー反応を示しているのでは?」と思われる程、跡地利用にしても「スポーツ」には歩みよって下さらない。


改めて、それは何故か?


これは、この「広島」に限った事ではありませんが、正に「選挙」であり、「取り巻き」なのでしょう。


激化する選挙戦には「チーム」が必要であり、そこで勝利したならば「見返りを求められる」とまで行かずとも、自らの周囲に“ポスト”を用意せざるをえない。


そこで発生するのが「双方向のイエスマン状態」。


当選した者は側近への気遣いを忘れず、側近はその恩恵に感謝しながらも、自らの(チーム)要望を当選者へオーダーする。


だから、街の長であり、スポーツを愛し、自らの夢も含め「あの場所へスポーツ空間を造ります」と公約しても“そこ”を受け付けない類の方々もチーム内には存在する訳で…


長とて、無抵抗の服従です。


だから、市民と己のチーム間を取り持つ為、明らかに「こんな話、最初からしてたっけ?」の連続になる。


でも、その「利害関係の呪縛」。築いたのも当人ならば解けないのも当人であり、結局は「当人の志」ひとつの問題。


例えば、手弁当で何のしがらみもなく選挙を戦った東国原知事ならば、同様の状態は絶対に起こりませんし、起こさないよう努められるでしょう。


「街の未来を築く」と言う、本来ならば明るく前向きな議論が飛び交うはずなのに…


しかし、ドロドロしてるな。


だからこそ、民主主義の原点でもある「全員参加の全員統治」。


みんなで参加して考え、みんなで街を治めて行くべく、その「健全化」へ向けて頑張る所存です。

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