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日記|DIARY

2009年2月02日  ある話


これは、私の2メートル前で繰り広げられた、ある男と、ある男の会話。また、その背景を書き綴った実話である。


ある都市の、あるテレビ局に、ある人気情報番組を担当する、地元にも所縁の深い、ある人気キャスターが居た。


その番組は、時に占拠率「50%近い数字を叩き出す」と言った具合、正に、人気のオバケ番組。


※占拠率:視聴率の「テレビを持っている家庭の何%」ではなく、「テレビを現在つけている家庭の何%が視聴して下さっているのか?」のパーセンテージ」。


同番組は何故?人気があったのか?


理由は単純で、情報をはじめ、明るく楽しく時に厳しく、あらゆる面で「人々に有益であった」から。


そして、ある時。


同番組の人気キャスターが、ある特集を放送した際、その放送中に述べた、あるコメントがキッカケで、ある団体から訴えられることに。


それは、大きな団体から。


その特集とは、下記の通り。


ある都市では、ある商品の価格が、他の都市と比べても明らかに高かった。


また、ある店舗が高く、ある店舗が安いのならともかく、その都市全体が、まるで統一されたかのように、ある一定の金額を示していた。


そこで、ある商品について「これは問題なのではないか?」と特集が組まれ、定期的に放送。


そんなある日、同問題の特集放送中に、ある人気キャスターが、「これは企業間の談合と取られてもおかしくないでしょう」とコメント。


※キャスターの立場ゆえ、いくら綿密な取材が行なわれた上での放送あっても、公共の電波に乗せて「談合だ!」と言い切った訳ではなく。


すると、その大きな団体から、「我々は談合をしていると放送された」と起訴されたのです。


無論、双方一歩も譲ることは無く、全面対決に突入。訴訟問題は長期化の様相を呈する。


しかし、同番組は放送で同問題を取り上げることは出来ずとも、通常のプログラムは当然ながら続けて行く。


そんな、ある日のこと。


ある人気キャスターは、同番組を放送する、あるテレビ局の会長と、局内で世間話をはじめとした軽口を交わすことを、ほぼ毎日の日課としていた。


その席での、ある話。


ある人気キャスターが口を開く。「この度は、訴訟問題で何かと皆様にご迷惑をお掛けして申し訳ございません」。


すると、豪快であり、また凄腕でもある、ある会長は笑顔で、こう返す。


「何も気にすることはない。全ては視聴者の日々の生活の為、良かれと思って綿密な取材の上で放送したことだ」。


「私が東京の○○新聞で、まだ記者をしていた頃はな。正義を貫く為に、そして国民の暮らしの為に、数々の問題を記事にして来た」。


「そして、君の様な訴訟問題を、常に10件は抱えていたものだよ」。


「視聴者の為に、人々の為に、大いにやりなさい」。


ある会長は、そう告げると、笑顔のまま帰社された…


いかがでしょうか。その会長さんは、惜しくも数年前に亡くなられました。


また、その訴訟問題は放送局側の勝訴に終わり、ある都市の、ある商品は、他の都市の同様の価格にまで値下がりをしたのです。


「ペンは剣より強し」と申しますが、問題提起により「社会の正義」を守る。これもまた“報道”の存在意義ではないでしょうか。


私ごときが度々ブログでも取り上げている「市民球場跡地・利用問題」にしてもそうです。


市政が、本当に市民のことを第一に考えて尽力しているならば、私とて「みんなで少しでも市政をバックアップしよう!」と訴え続けるでしょう。


ただ、地元メディアにしても、地域のみならず、各方面へも影響を及ぼす大事な問題なのですから、もっと取り上げるべきだと個人的には思いますけども。


どこへ何を誘導するでなく、まずは現実の周知として。


あの会長がご健在であれば、一言、後押ししてくれるだろうにな。


「人々の為に、大いにやりなさい」と。

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