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日記|DIARY

2009年1月22日  共に声を上げて行きましょう!



地場産業の章栄不動産が昨日、民事再生法の適用を申請しました。営業は継続するとの事ですが、事実上の経営破綻。


同社は「地元へのマンション供給」最大手であり、例えば福山駅南口の再開発計画と言う一大プロジェクトでも重要な役割を担っておりました。


しかし、同社は「今後、同事業に参加する事は難しい」旨を表明。各方面にも様々な影響が及びそうです。


私も同社の知人より直ぐに連絡を貰い心中お察し致しますが、彼の為にも、物件購入者や地域の為にも、営業しながらの1日でも早い経営再建を願う次第です。


また、こんな混沌たる時代なのに、旧態依然とした理念や体制で、未だ「現世」にアジャスト出来ない方々も。


地域の未来や、皆様の生活にとっても必ず繋がりは生じる大事な話なので、ここで改めて触れておきたいと思います。


今月16日に一部マスコミへのリークを経て、19日に提示された広島市の「市民球場跡地・計画案」。


まず、私は誰かに喧嘩を売る訳でなければ、誹謗中傷を繰り返したい訳でもありません。何ら自らのプラスにもなりませんし。


しかし、「昨年内の提出」を掲げながら、ここまで延長。満を持して登場してきた「案」が…


開発や建設に携わるプロ曰く、「その道を目指す学生さんでも恥ずかしくて教授への提出をためらう」レベル。


目を通せば、上記のコメントにも合点です。


昨年より、市から「取りまとめてくれ」と打診されていた業者が「どうにもなりません」と半ばサジを投げていた通り、簡素な図案に曖昧な数字、未定、希望的観測のオンパレード。


解体費は勿論、建設コストなど、折鶴ホールを例にとっても、あらゆる物価が高騰、激変する前。それこそ数年前の数字であり、大事な維持費など触れられてもいない。


「思い出の詰まったライトスタンドを保存」。


建築物「個体」の中で、最も古くモロイ部分です。(残すなと言っているのではなく!)


建築基準法が改正され、あの部分を保存するのに、補強を含め、どれだけの金額が発生するのか“厳密”な算出すら行なわれず。


続いて、折鶴ホールに約34億。以下は、可能な限り安く見積もって参りますが、劇場の建設に20億。


アニメ施設に7億。商工会議所ビルに30億。周辺の用地買収、並びに立て替え20億。


これだけでも、軽く100億を越えて行きます。市民の方々が納めた血税が、100億円以上。


多少は国庫からの支援が見込めたとしても、国庫とて、国民が積み上げてきたお金です。


それだけの「人々が積み上げて来て、人々の為に活用されなければならない財産」を注ぎ込み…


あれだけ大きく掲げ、沢山の発案者を落選させた「150万人の集客目標」達成は可能なのか?信憑性は?


そもそも街が活性化するのか?その根拠は?維持費も含めた「採算」は?公園とて莫大な維持費が“未来永劫”発生します。


私など、「跡地はサッカー場に!」と唱えておりますが、何が何でも周囲を押しのけてまで「サッカーだ!」と唱えている訳ではありません。


他に、街の一等地を「人々の為に、地域の未来、活性化の為に有効活用」出来る案が登場、大多数の人々が支持するならば“それ”が出来るべきだとも考えます。


ただ、例えばサッカー専用スタジアムならば税金を1円も注ぎ込むこと無く建設や改修が出来れば、維持費に税金が使われる事もありません。


工期日程も比較的短く済めば、街に与える活気、影響、当然ながら年間の利用日数が20日間で終わる訳もなく。


何より、「折鶴ホール等とも併設しましょう」と言っているのです。可能なのですから。


私共の案を支持して欲しいのは言うまでもありませんが、それ以前の段階!


「計画案が実現すれば、市民が同場所でラジオ体操も出来るのです」と言っている人々に、税金100億円以上の行方を異議も唱えず簡単に任せて良いものなのか?


サッカーを(これが「交響楽団」等でも可)コミュニケーション手段であったり、娯楽、世界の共通語と捉えられず、「いちスポーツ」と胆略的に答弁する人々に。


市議会議員は55人。その内、30人以上は現行に対する野党となり、先だっての報道でも、市の計画案を支持したのは出席者中「たったの1人」。まだ何も決まっていないのです!


市民の皆様!たった一人からでも構いません。まずは声を上げて頂けませんでしょか。


それが回りまわって、自分の為にもなれば、みんなの為、未来の、次世代の人々の為にも繋がるのです。


私はアメリカに住んでおりましたが、アメリカで黒人が大統領になる何て絶対に不可能でした。完璧なまで!


しかし、国民一人一人が「変わろう」と行動に移した。人々が「どうぜ無理だ」を繰り返していたのであれば、昨日の“歴史的な1日”は無かったはず。


スタートは“たった1人”の意識からです。


変わるのを待つでなく、変えましょう!

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