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日記|DIARY

2010年10月20日  広島は一日にしてならず



今月の24日、旧市民球場で行政主導の下記イベントが行なわれます。


『旧広島市民球場オークション・イベント 〜ありがとう市民球場 熱い思いを永遠に〜』


旧市民球場で物品を売払うオークションイベント、併せて、旧市民球場に入場できる最後の機会となる為、市民参加のイベントを実施。


日時:2010年10月24日(日)11:00〜16:00(予定)


場所:旧広島市民球場


実施内容:旧市民球場物品公開オークション、市民球場クイズ大会、終球式、記念グッズ・飲食販売等。


ゲスト:広島東洋カープ選手、スライリィー他。


そして同日、同時刻、旧市民球場“前”で市民主導の下記イベントが行なわれます。


『感動ふたたびフェスティバル』


旧広島市民球場を残すか壊すか、それを決めるのは広島市民です。広島市が住民投票をこばむなら、市民が自分達で実行します。


日時:2010年10月24日(日) 10:00〜16:00(予定)



場所:旧広島市民球場前



主催:旧広島市民球場の歴史と未来を守る会


実施内容:「市民がやります住民投票」(球場解体ありきの跡地計画案の賛否を問う)、市民球場再活用の為のオークション等。


また、特筆すべきは「市民球場を抱きしめよう!企画」(市民球場を人の輪で囲んで、今後も球場と共に新たな感動が生まれる事を祈念)


上記は「予定」で変更になる場合もあるとの事ですが、詳しいお問い合わせは「070-5672-3058 土屋まで」だそうです。


同日、同場所で“対極”となるイベントが開催される。


一方は、行政が約800万円を持ち出して行なうイベントであり、もう一方は、完全なる市民の手弁当。


言わずもがな、私など後者のイベントに飛んで行きたいところですが、朝から晩まで現場の為、残念ながら参加できません。


そこで、復興のシンボルを解体するにあたり、そもそも事の発端は…


「平和公園の隣りを更地にしては折鶴ホールの建設」でした。


この近代社会において、そんな誰もが望まない「着地点」が、長い年月を経ては“ここまで”近づいて来た。


冷静に考えてみて下さい。


24日のオークションが終了したらば、誰にも邪魔されたくないんです。即座に外壁等も壊して来るでしょう。


その解体も、自らの任期中である“来年の3月”には完了する手はず。


そこで「このご時世」に、あの横に並ぶ黒い建造物、商工会議所ビルまでもが速やかに解体され。


メルパルク・ホール側へ真新しい「新・商工会議所ビル」が滞りなく建設されると思われますか?!


現段階でもノープランであり、取り急ぎ更地に「今後は折鶴を展示できる可能性を残したホール」が建設され、ミッション完了です。


100歩譲って、新しい商工会議所ビルが街のド中心に完成しました。誰が喜ぶ?何をもたらす?


ここまでの過程に携わった関係者、あらゆる要素を洗い出しても、こんな馬鹿な話はないのに。


戦後、市民が生み出し、共に今日まで歩んで来た球場が解体され、見晴らしの良い空が広がる。


“そこ”は更地と化し、そして初めて「我々は何て愚かな事をしたのだろう」と気づいても…


遅いのです。本当に遅い。


幸いかな、まだ間に合います。諦めてはいけません!

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