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日記|DIARY

2009年11月24日  『報道』とは? 追記


前回、「報道とは?」に関して、新聞媒体について取り上げましたが、補足として。


ご存知の方々も多いと思われますが、新聞媒体も含めた「日本の報道形態」と言うのは、世界でも特殊。


新聞で言えば、世界でも一流紙と言われる、例えば、よく耳にするアメリカのワシントン・ポストやニューヨーク・タイムズでも…


その発行部数は、「100万部前後」。


これは、「日本を除けば」世界でもトップクラスの発行部数を誇ります。


しかし、「世界の新聞発行部数」に目をやれば、トップ10も日本が独占状態。


世界で堂々1位の読売新聞など「1千万部」です。


次に続く朝日新聞で「約8百万部」。3位の毎日で「4百万部弱」と、1社の絶対的な発行部数が“世界平均”と比べ…


それは“異様”に多い。


そこに加え、各大手新聞社は、分かり易い表現を用いれば、「テレビ局を保有している」。


読売は日テレ。朝日はテレ朝。毎日はTBSで、産経はフジ。


ただでさえ強大なシェアを誇っている新聞社が、また「テレビ媒体とまで繋がっている」と言う事実は、時に諸外国から突っ込みが入ったりもします。


「独占禁止法違反」とまで言わずとも、如何様にも「国民を操作、洗脳できるではないか?!」と。


幸いにも、この「日本国」は、常識にバランス感覚を持ち合わせた国民が多い“成熟した国”ですから、そちらへ向かう心配はなくとも…


でも、前回の当ブログで取り上げた地元紙(地方紙)にしても、県内で5割以上のシェアを誇っている。


もう、シェアが「5割以上」の時点で、いかなる業界であれ“独占”に近い事は言うまでもありません。


そんな地元紙が(広島に限らず)何処かの誰かや何かに気を遣った“提灯記事”を掲載しても…


悲しいかな、「メディア・リテラシー」が養われていない方々は、「まさか新聞が?」と疑いもせず。


目に飛び込んで来たモノを、そのまま受け取ってしまう。


信じてしまうのです。


敢えて「してる」とは申しませんが、「世論操作」は充分に可能。


ただ、何らフォローする訳でなく、地元紙でも、一生懸命に取材に駆け回り。


また、そんな実状を、内部に居ては誰よりも感じ取っているので「何とかしよう」と頑張っている記者、社員さんは沢山いらっしゃいます。


結局、「ダークな意味」でなく、世の中は、水面下で色んな事が行なわれ、動き、回っている。


だからこそ。


こんな時代だからこそ、受け手には問われています。


「メディア・リテラシー」。


そして、送り手に対しては…


「偽りの心」なく、真実の口から手が抜ける事を祈るばかりです。

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