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日記|DIARY

2009年9月16日  常識 or 非常識


昨日、市長の記者会見が行なわれ、言及された「球場跡地問題」。


そして、こう報じられました。


『市長は全国菓子大博覧会の広島開催に強い意欲を示し、球場跡地の活用を一気に進展させたたいとの考えを表明しました』と。


そこで、市長のコメントに目を向けると…


「多くの皆さんに歓迎して貰える全国菓子博覧会になるので、球場跡地のオープニング・イベントとして、ぜひ開催したい」。


「そこで逆算して“それ”に間に合うよう整備をして行く必要がある」。


そして、市議会より「市民の理解が得られていない」として3月議会では削除・修正、可決された「球場跡地の調査費」を、再び9月議会で計上する意思も明らかに。


また、前記「再び9月議会で調査費の計上」の表明に伴い、こうコメントされました。


「常識的にはよく分からない様な事をおっしゃる皆さんが、どう言う反応するか?と言うのは全く分かりません」。


「予測は、ちょっと無理です」と。


私は、不肖な己が小さなブログを利用して「個人攻撃」をしたいわけでなく。


市長は「公人」であり、そのコメント、振る舞い、施策が…


「何百万人と言う人々の生活に直結している」ので、異があれば唱えさせて頂いている次第。


まず、同市長。2期目の選挙公約で「サッカー専用スタジアムを建設する」と約束されています。


同跡地利用に関しても、当初は「同場所をサッカースタジアムとして利用するなど、保存、活用の道を模索する」とも公で述べられている。


その後、「専用スタジアム」に関しては、「あれは個人的に応援したいと言う意味だった」と公約を撤回され。


保存、有効活用の道を模索するはずの球場は、「解体・公園化」した後、お菓子博の誘致を目指すと翻る。


「常識的によく分からない」のは、どちらなのか?


この度の議会で再計上して来る「調査費」にしても、前回、市議会より否決された際、「広く市民の声を聞こうとする調査費が削除される意味が分からない」と述べられていましたが。


ならば、「商工会議所の菓子博誘致のニュース」以外、何ら変化も進展も無いままでの再計上。


再び、「広く市民の声を聞こう」としているのか?


『菓子博の開催に強い意欲を示し、球場跡地の活用を一気に進展させたいとの考えを表明』しながら。


“4年に1度”の五輪やサッカーW杯よりも、「次回はいつ訪れるかもしれぬ」イレギュラーな菓子博の開催に全力を注ぐ。


また、「多くの皆さんに歓迎される菓子博?」


ハッキリ申せば、商工会議所内にしても、「菓子博・開催」はおろか、現行案すら皆が皆、望んでいない事実。


「NYのセントラルパークみたいに♪」で向かい風を受けると、次は「ボストンの公園が登場」。


今では、“両・公園話”の影すら登場せず。


「折鶴公園」を掲げ、見直しの声が集中すれば、折鶴のコンセプトやビジョンすら話に上らなくなる。(また上って来るでしょうけども)


出てくる話は、「地元商店街が商工会議所に未来を一任。その商工会議所が、お菓子をやりたいと言ってるのですよ♪」。


地元民も地元商店街も商工会議所に一任などした憶えも無く。


どこへ向かっているのか?


万が一、いや億が一にもで私が市長ならば、「商工会議所が望んでるので、そこへ向かいます」など他人任せな事は口が裂けても発しない。


リーダシップを発揮して「私はこう思う!」であり、何より大事なのは「市民はどう思い、どう願う」ではないのか?


また、公の場で特定の方々へ向けて、「常識的にはよく分からない様な事をおっしゃる皆さんが、どう言う反応するか?と言うのは全く分かりません」。


とのモノ言いなど、間違っても出来はしない。


前回の議会で調査予算を否決され、先月くらいまでに、一生懸命…


「何にする?」「お菓子博ってのがあるぞ!」


「ならば、9月議会に向けたタイミングで跡地にお菓子博を!と掲げ…」


「その人々の記憶が消えない内に、会見で大義名分として使用。この一点突破で行こう!」


画策して来たのだろうな。


市民の方々へ、純粋に、しかもフラットに伺いたい気持ちでいっぱいです。


「浅すぎませんか?」


何度も申す通り、「お菓子博」がいけないのではない!


これだけの年月を費やした中、当初よりお菓子博ならばコレだけの波及効果があり。


そこを大多数の市民の方々が望み、また未来へ、街の活気へ、平和都市のアピールにつながる等々と「経過を辿って来た」。


ならば、その成功へ向け、みんなで足並み揃えて協力すれば良い。それだけです。


その過程にしても、ビジョンやコンセプトの一貫性も無く、混迷を極め場当たり的だから「安易に結論を出すべからず」と訴えている。


文句や誹謗中傷を繰り返しているのではありません。


いち市民が抱く、それは率直な感想です。

2009年9月14日  普段



あるアメリカの大物アーティストは、自らの商売道具である「ノド」を守るため。


毎日の節制やトレーニングは勿論、飲み物も、常にレモンを入れた紅茶だったとか…


そして、石橋竜史。


相変わらず喋ってます♪


今日も、朝一発目の現場が終わったのは、写真の「AM6:48」。


早朝より、TVとラジオCMのナレーションを読んで参りました。


イコール、冒頭のアーティストとは規模や影響力に希少価値まで違えど…


私の商売道具でもある「ノド」を起こし、最低限は暖機運転を行なって「マイクに向かう」までは相当な時間を要しており。


今日も何時に起きたっけな?


その後、直ぐにドタバタと生放送の現場へ向かったので憶えておりません♪


そこでそこで。


別に愚痴ではありませんけども、日常生活において、時に「夜のお酒のお誘い」であったり。


「少々、空気の悪い(タバコの煙など)空間へのお誘い」だったり、「これは汗をかいて風邪をひくかも?」の誘いに対して。


私は、あからさまに“遠慮”する事があります。


それは勿論、自らのノド(体調)を守るため。


さすれば、口には出されないまでも、先方に「変にプロ意識を持っちゃって」的な感情を抱かれる事もあるのですが…


私いわく、「当然だ!」っつう話。


風邪でもひいて、「熱が出てダウン」など既に論外ですが、鼻声にでもなろうモノなら、あらゆる人々にご迷惑を掛けてしまいます。


CMのナレーションで言えば、「何月何日の何時何分に、どこどこでナレーション録りを行ないます」とオファーを頂戴する。


その場所が、私の交通費を払ってまでの「県外でナレ録りが行なわれる」ことも多々あれば。


東京や大阪など、県外からナレ録りを仕切るディレクターさんが訪れるケースもあります。


その「ナレ録りの日時」に合わせ、映像等を制作、仕上げる技術さんが不眠不休になる事も日常。


CMならば、そのCM作品を公共の電波に乗せて、いわゆる「広告を打つ」ため、スポンサー様は、何百、何千万と言うお金を費やされるのです。


そこへ私が。


「ちょっと体調を崩し、鼻声でスイマセン…」何て言った日には…


もう「2度と仕事が頂戴できない」なんて生易しいレベルではなく、恐ろしくて想像したくもありません(笑)


また、フリーですから、病欠にしろ休暇にしろ、その間は1円のお金すら発生しませんし、何より、休めば信頼を失って仕事まで…


かと言い、風邪をひく時はひきますし(風邪気味)人間誰しも体調だって崩すもの。


その「頻度を限りなくゼロにするため」、食事も節制すれば、トレーニングも積んで体を常に鍛えているわけで。


「私の業種」と言うよりは、「私の存在」など、別に社会に対して多大な貢献をしているでなく、“そこ”へ私が居なくとも…


大勢には影響なく、誰か別の者が担当しては、社会は、地球は回り続けて行く。


ゆえ、「私も努力してるんっす!」「私って尊いでしょ?」なんて発信してるのではありません(笑)


私に限らず、人それぞれ、それを「苦労」と言えば違うでしょうが、生きて行くため、何らかには取り組まれており。


お互いを尊重しながら、皆が幸せであればコレ幸いです♪


そう言えば、先だって、我らがサンフレッチェが見事な勝利を収めた対マリノス戦。


これまた同業種でもある「友人」がアナウンス・ブースを訪ねてくれました。仕事で(笑)


写真左が、スタジアムDJの「ちかぽん」で、写真中央が、同DJの「はにわ顔」。


そして右が、今回、アナ・ブースを訪れてくれた、“ゆみちん”こと「村上ゆみえ」さんです。


相変わらず、抜群の“自然体”で(褒め言葉です)ビッグアーチで頑張る学生さんを取材、リポートされていました♪


久々に会ったけど、体調のみならず、体型を維持されていると言う事は…


大好物の「甘い物」も我慢されているのかな?


みんな、何かに取り組まれております♪


私も負けじと、肩肘を張ること無く自然体で歩むとしよう。


「負けじと」の時点で、肩肘を張っちゃってますが(笑)

2009年9月11日 いつも旅の未来形!1484お薦め別世界の旅♪


明日!


長い中断期間を経て、約3週間ぶりに「ホームゲーム」が帰って参ります!


目の前で、「サッカー観戦」が出来る。


何と嬉しきことかな♪


ただし。


あくまで“予報”であれ、天候は雨となる可能性もあったりで…


しかし!


私、雨天時のアナウンスでも、ただの1度も「あいにくの雨」と言った具合…


「あいにく」と言うネガティブなワードを使用した事がありません。


改めて。


目の前でサッカー観戦が出来るのですから…


雨くらい「あいにく」の範疇(はんちゅう)に含まれるわけもなく♪


雨が降ろうが、ヤリが降ろうが、3本の矢が相手に降り注ごうが。


Let's party time!


その空間を…


そこに流れる時間を…


共に。


満喫して参りましょう♪


現在、3位の我らがサンフレッチェ。


明日は他会場で“1位と2位の直接対決”も行なわれますが。


そんなこたぁ、どうでもよく。


目の前の一戦一戦に…


みんなで全力を注いで参りましょう!


さすれば。


おのずと“結果”は…


「ちょっと待って下さいよ。早く行きすぎっスよ」。


「あっ!そうだ!渡すモノがあったんですよ!コレ!」


「好結果♪」


ってな具合。


後から“ついてくる”でしょう。


1人でも多くの方々をお誘いし。


各自、念の為にポンチョを用意したらば…


集え!ビッグアーチ!午後4時キックオフ!

2009年9月09日  夢は叶うもの



本日、各局でも報じられておりました「広島“夢”未来地図」発刊のニュース。


この未来地図は、40歳未満の企業経営者らで作る広島青年会議(JC)のドリームデザイン委員会が♪


「夢のある街づくりを実現しよう!」


「まずは大人が夢を語り、自分達の街が、こうありたい!こう変えて行けるんだ!」


「広島の活性化へつなげようではないか!」との熱き思いで作成された、30ページからなる冊子です。


いわゆる「夢を語るパンフレット」。


内容は「楽しく美しく魅力ある街づくり」に向けての現実的なプランから…


重力エネルギー源で街中を走るジェット・コースターに渡るまで、多様な提案がなされています。


一見、「夢ばかりを語っている冊子」の様に思われるかもしれませんが、否。


企業経営者が集結されているだけあり、キチンとしたアプローチ法や根拠等も明記されており、なかなか興味深い内容♪


例えば「市民球場跡地利用」の項目では、折鶴保存施設も兼ね備えた「3万人収容のサッカー専用スタジアムに!」との提案がなされておりました!


※トップの写真が未来地図に掲載されているページ。2枚目の写真は、私共が掲げている専スタの、あくまでスタートとなるデザイン。


本日の昼から夜にかけて、あれだけ地元の各局より前記の「サッカー専用スタジアム」の提案等が報じられる事は嬉しい限りではありますけども。


何より、「みんなで街を活性化させたい!」との旗印のもと、実際にアクションを起こされている方々の存在が周知される事に意義があるのではないでしょうか。


同冊子は、今後、市内の図書館や公民館、学校に配布され、幅広い市民の方々に「新しい街づくり」を提案して参ります。


そこで改めて、「球場跡地問題」では色んな憶測が飛び交っておりますが、「確実」に言える事が1つ。


この度のJCさん然り、先だっての「市民球場を残すべき」と主張されたTV局のプロデューサーさん然り。


社会情勢を熟知され、また物事を客観視する事が出来ながら、地域の情勢にも精通されている方々が。


なぜ?未だに「市民球場の跡地は、こうあるべき」と平然と公でコメントされたりするか解りますでしょうか?


私はフリーの喋り手であるがゆえ、お陰様で地元では各局に、その傘下の制作会社も含め、頻度の差はあれ、およそ全局に携わらせて頂いております。


そのメディア内部でも、ハッキリ申しましょう!


私は未だ「球場を解体して広場、公園化」に賛同している人物に、ただの1人すら巡り合った事がありません。


無論、各局には数十人、数百人とスタッフが存在し、「全ての人々と意見を交わした」とは言えませんが、これだけ毎日出入して、「ただの1人も」です。


そこで話は、「なぜに公では今もなお“あの場所を何とかしよう”との種のコメントが飛び交っているのか?」のくだりに戻りますが、その理由は…


「まだ何も決まっておらず、あらゆる可能性を残しているから」です。


この度のJCの方々に、これまでの、市議や財界、商店街の方々をはじめ、etc。


誰しも「無理なモノは無理」と解る方々ばかりです。そんな方々が、今日も「声を上げている」。


私とて、無知な若輩者であれ、一応は、かれこれ20年はメディアに携わっており。


同問題に関しても1年以上は取材を重ね、何百人もの方々と意見交換を行なっているのですから「無理なモノは無理」と解ります。


でも、無理ではないのです♪


可能性は充分に存在する。本当です。


その証拠に、「広島復興の象徴」の解体が、当初の予定より、これだけ延期されている。


ある人は言われておりましたね。


「政令指定都市の“長”ともなれば、それは絶対的な大統領なみの決定権を持つ」。


「つまり、街の長が『造る』と言えば造る事ができ、『造らない』と言えば、造れないのです」と。


でも、街の長は、ピラミッドの頂点に君臨しているのではなく。


逆ピラミッドの最下部で、人々を支えているのです。


つまり、市民が決定権を握っており、民意で長に「NO」を突きつければ…


長が『造る』と言うモノが造れなくなり、『造らない』と言っているモノが造れるようになる。


そこを知っているからこそ、各方面の色々な方々が「このままではいけない!」と声を上げて下さっているのです。


最初から諦めている人々に、「実現」など訪れるわけもありません。


嘘だと思うならば、無数の方々とアポを取り、実際に意見交換を行なってみると良いかもしれません。


「コレって実現する可能性が充分に存在するぞ!」と見事なまでに解りますから。


「自らの可能性を自らが奪ってどうする」って話。


本日も、広島の街を西から東へと移動しましたが、この街は、まだまだ可能性を秘めた…


本当に美しい街です♪

2009年9月07日  偶然の産物♪


いつも長い長いブログを書いているので…


時にはシンプルな回も♪


娘と、昔懐かしいながらも現代版の「ふくわらい」に興じていると…


ミラクル発生!


愛くるしい黄色の生命体が…


スター・ウォーズに出てくる「ジャー・ジャー・なんたら」みたいに♪


パパは今日も…


公私に渡り頑張っています♪

2009年9月06日  「明日は過去があるから訪れる」



本日、市民球場跡地の活用策を考えるシンポジウムが開かれました。


意見を交換するパネリストは、大学教授に広告代理店の部長さん。美術評論家にTV局のプロデューサー、新聞社の副社長と多岐に渡ります。


そのシンポジウムが「報道されている」ので目を向けてみれば。


「旧市民球場の跡地活用策を考えるシンポジウムが開かれ、跡地が球場に代わる求心力を持つため、今後の展開を話し合った」。


「ある大学教授は、恒久平和実現という理想の象徴を目指す広島平和記念都市建設法を挙げ、『跡地計画を法の理念に基づくまちづくりの一つとして位置付けるべきだ』と主張」。


「跡地を広場や折り鶴展示施設とする市の利用計画案に対し、県観光連盟の次長は『折り鶴施設は神聖な場所となりそう。そこで自由な創造活動ができるだろうか?』と懸念を示した」。


「また球場解体に反対したのはTV局のプロデューサーで、『広島の昭和の貴重な遺産であり全体を残すべき。原則として野球使用に限定する規制を緩和すれば色んなアイデアが出てくる』と指摘した。


こう言った感じで報じられております。


そこで「補足」をするならば。


同シンポジウムでは、上記に登場された大学教授が…


「世界から見ても広島では面白いやり方で取り組み、面白い事になってるなあという風な。 市長が先走ってやりたい事をやっちゃったと言う風な不名誉な事にならないようにしなければならない」とも語り。


上記に登場されたTV局のプロデューサーも…


「球場は解体せず残すべき。そして色んなイベントや、野球・サッカーなどで利用すべき」とも発言されております。


ここ最近の当ブログにしろ、とかく「行政(市政)に対するネガティブキャンペーンを展開している」が如く捉えられるかもしれませんが、心より「違います」。


「報じられない真実」があまりにも多いので、微力ながら、数百、数千…


そこが重なり数万の方々へ向け、自らが実際に取材した「真実」を“そのまま”記載しているだけです。


人々がアイデアを持ち寄り、また一部の有識者のみに頼ること無く、地元の人々をはじめ、みんなで公正に「結論」を導き出す。


私にしてもそう。


「サッカー専用スタジアムが好立地に誕生して欲しいので球場を再活用しよう!」と訴えているのではありません。


前述のTVプロデューサーの話ではありませんが、市民球場は、あの趣、デザイン、そして何より辿ってきた歴史(時代背景)も含め…


後世では、「今日まで残して来て良かったね」と絶対に成り得るであろう“広島の象徴”であり。


返す返す、「この広島の復興シンボルを如何に残しながら保存、活用して行くか?」の議論が、とにかく「最初に」来るべきなのではないでしょうか?


そこで、何の息も掛かっていない“第三者機関”とも言える方々に耐震検査等を「保存」を前提に検査、審査して頂く。


次に、甲子園球場ではありませんけども、改築、補強で今後に活用できるのであれば“その道”を模索する。


その時に初めて、「サッカー専用スタジアムならば、実績もありますし、こんな効果が得られます」。


「ただ、懸念される実働日数もありますので、試合が行なわれない日々は、こんな活用法を考えています」と、あくまで1つの方向性として提案がされる。


また、「どうにも球場を残せない」となったならば、では、歴史ある広島の象徴なのだから、せめて一部分だけは残すなりして…


解体後、その場所を「如何に市民や地域、また平和のメッセージを発信する為に活用して行きましょうか?」となるべきなのでは?


冒頭のシンポジウムにしても、タイトルが「明日の広場」ですから。


ある意味、これだけ「非人道的」と言えば表現が強くとも、「いち広島の市民」としてステップを踏んでいないテーマは…


“ナンセンス”以外の何ものでもないでしょう。


この一連の件に関し、私は「自らが正しい」等と思った事は1度もない。


でも、「そこまで間違ってはいないだろう」とは常に思っています。


普通に。

2009年9月05日  報道の真実と真実の報道


昨日、「市民球場跡地問題」に関して報じられた内容は、大きく分けて次の2つ。


*「当初、10月末としていた同球場の閉鎖時期を本年度末に延期」。


*「地元商店街は同跡地利用の行方を商工会議所に一任している」。


私は、別に誰とケンカするでなく、誰を悪者にしたいわけでなく、純粋に…


「みんなの生活に大きな影響を生み出す場所の未来は、みんなで意見を出し合い、みんなで精査し、協力して決めて行こう」と微力ながら訴えているだけ。


そこで冒頭の報道内容、後者のトピックでもある「商工会議所に一任」の話を、もう少し詳しく、また平たく表記するならば。


我々に届いている報道は。


『市長が商工会議所の大田会頭より「地元商店街の人々は球場跡地の行方を商工会議所に全て託している」と言う話を耳にしたそうですよ』とのこと。


では、上記の報道を“ひも解いて”参りましょう。


まず、同会頭は、つい先日の報道にありましたが…


「市の計画が順調に進んで広場が整備されたらば“そこで、お菓子の博覧会を開催して下さい”と要望した」の通り、市が推し進める計画に賛同しております。


賛同と言うより、「現在は市の計画が足踏みしているが、このお菓子博が広場の完成、成功の起爆剤になれば」と、1つ上のレベルとも言える「後押し」を展開。


つまり、同会頭は市が掲げている「150万人の集客を創出するべく球場を解体。跡地を広場、公園化してイベントを誘致します」の跡地利用・最終計画案を…


「お菓子博の要望書を提出する程に熱望」されているわけです。


そこを踏まえ、この度の報道では「地元商店街」と言うキーワードが登場して参りますが、この「地元商店街」。


例えば、カテゴリーで言えば明らかに「地元商店街」に分類されるであろう…


広島市中央部商店街振興組合連合会の代表理事。同連合会、副理事、専務理事、事務局長。


広島本通商店街振興組合の理事長。


また、正に「近隣」と言える、鰍サごう広島店・店長。リーガロイヤルホテル広島・常務取締役総支配人。潟fオデオ本店・店長。


ここに、「地元商店街」とまでは分類されずとも、「地元」とは分類されるであろう…


大手町1丁目町内会・会長、幟町地区連合町内会・会長、袋町地区、本川地区、広瀬地区社会福祉協議会の各地区・会長。


この上記に挙げさせて頂いた方々が一致団結して発起人となり、今年2月に「広島市民球場跡地利用検討協議会」を発足。


同協議会は、広島市議会へ向けて…


1,広島市が策定し、今年公表した「跡地利用計画」の修正を求める。


2,現球場の近隣住民、商業関係者及び経済化などと共に利用計画を「協議できる場」を設置する事を求める。


3,広島市は、「市民や経済界の意向を充分に取り入れ」それが反映された具体案である事を確認しながら計画を進めること。


と要望されております。


重ねて、同協議会の発起人の方々は、こう訴えます。


「我々、地元に住み、または地元で生計を立てている者は、計画が大幅にずれ込むことも覚悟の上で」。


「もっと時間を掛けて、もう一度“跡地利用案”を市民と共に協議、策定するべきモノであると提案する」と。


この、いわゆる「地元商店街」と分類される方々が、熱い思いと決意を固め、一念発起で立ち上がった…


その半年後には他人事の如く、「商工会議所に一任します」と全てを託すわけがない。


それは、「地元商店街」と区分されても広範囲に渡り、中には“寄らば大樹の陰”で「一任した一部の者」も存在するでしょう。


でも。


“計画を修正、充分に協議する”となれば、それだけ導き出される結論は長引き、「そこで生計を立てている方々」にとっては、正に死活問題です。


そんな中にありながら、「自らの困窮するであろう生活」すらかえりみず。


「地域の未来」を考え、訴えている方々が存在する。


また、勘違いしてはならない事は、「商工会議所」は、経済界や商業施設、ひいては「民意」の代表でも何でもありません。


そして、私ごときが訴えるならば。


「家庭」、「近隣」、「地域」と言う最低単位の平和すら築けず、守れず、「世界の恒久平和」など唱えるべからず。


と思うのです。痛切に。

2009年9月03日  Where you going?


さて、明日の4日は「10時30分」より、市長記者会見のライブ中継が行なわれます。


内容は、市政記者クラブからの代表質問で《政権交代について》と《市民球場跡地について》


ブログや、それこそ街中でも構いませんが、時に“市長の手腕の話”でもしようモノなら…


まるで「聖域を侵した」と申しますか、「腫れ物でも触った」かの様なリアクションをされる方もいらっしゃいますが、コレは違います。


市長は「公人」であり、街の(人々の)現在・未来を担う責任もあれば、周知の目にさらされ「賛成だの反対だの」と市民より意見を頂戴するのも仕事(公務)のうち。


例えば、国の総理に対してならば、誰でも忌憚なく「景気を回復させろ!」「発言がブレている!」「その器ではない!」等と平気で口にはするが…


総理より「どこか近い」、ある意味“身近でリアルな長”になると、発言一つをとっても「二の足を踏む方」がいらっしゃったりと。


いやいや。「それは良い♪」「これは悪い!」と、風通し良く誰もが発言するべき、いや発言できる環境であるべきなのです。


絶対王政の“恐怖政治”ではないのですから。


ちょっと反対意見や意義を申し立てられたからと言って、そこで目くじらを立てたり排除する方向へと持って行く人物であれば…


誰に限らず、根本で、もう「人の上に立つ器」ではない。


ましてや、政令指定都市の長ともなれば、市民の目線に降りてきて、しっかりと「現場の生の声」に耳を傾けるべきであるのは自明。


「ご機嫌を伺うイエスマンばかりに周囲を囲まれる」。


トップにとり、これ程の悲劇はありません。


そこで改めて、昨日も取り上げた「市民球場跡地問題」に関して。


市長はこれまでも、公の会見等で、「球場跡地を『広場・公園化しよう』と言う選考委員会が下した最終決定を尊重する」と発言されております。


しかしながら、さんざん私共が発して来た「ツッコミ」であれ、改めて最終決定が出される前の「同委員会・選考会議」に目を向けても…


《第3回 市民球場跡地・事業計画案 及び 事業予定者・選考委員会 議事要旨》


委員:「折鶴祈念堂は、記念碑が真ん中にあって、ある意味、公園としては使いづらいのではないか。折鶴祈念堂については、市民の好き嫌いもある」。


委員:「平和という事で最初は折鶴祈念堂がいいと思っていた。しかし、そういう機能は今の平和記念公園でほぼ充足している。ココでまた平和記念公園を造る必要があるのかという考えを持つ様になった」。


委員長:「折鶴祈念堂は、公園として一体となった空間という意味ではいい。しかし、平和祈念公園が2つもいらないというのが、正直、地元の意識ではないか」。


この球場跡地の行方を考える選考委員会のメンバーは、大半が“他県”の有識者ですが、県外の人々ですら「地元意識」を推察できているのです。


また、同選考委員会が平成19年8月に提出した、最終的な「選考結果・報告書」には下記の「肝となる」一文が。


「水の都や折鶴祈念堂の計画を推し進める“条件”として周辺商業地と一体となって賑わいを創出できるよう、NTT基町クレドやそごう、シャレオ、本通商店街などと連携して具体的な集客プログラムを作成し、取り組むこと」。


如何でしょうか。その話にメインとして上った方々。


百貨店の店長さんやホテルの支配人、紙屋町界隈の商店街の会長さんなどが団結して会まで発足させ、「最終計画案を見直そう!」と市議会に要望までされている事実。


ましてや、水の都なんて、もう何処かへ消えて話題にすら上らなければ、コンペなど全く関係も無く、商工会議所より劇場案などが次々に飛び出してくる始末。


そこへ来て、今時分、「復興のシンボルを解体して広場にした暁には、お菓子の博覧会でオープニングを飾ります」。


一般市民の感覚として驚きませんか?「一体そこに何の意義が存在して何処へ向かっているのだ?」と。


何度も申す通り、感情的になって「市民球場を何が何でも残せ!」と言っているのではない。


「残して有効活用するべき」と言う思いは揺らがずとも、どんな結果を導くにしろ、そこへ行くまでの実りのある間口の広げられたフェアな議論が“絶対数”不足しているのです。


50年以上にも渡り、広島の「復興の象徴」でもあり、スポーツで人々が集った貴重で歴史ある公園を解体するのであれば…


もう2度と、2度と元に戻る事はありません。


ましてや、コレだけ市民をはじめ周辺地域より「みんなで再考すべき」と声が上がっている。


100人いれば、100人が満場一致の計画案など有り得ません。


でも、「イエスマン」を除き、現場の生の声を真摯に反映させようと言う議論は…


「ただの1度も行なわれていない」と言っても、決して過言ではないのです。

2009年9月02日  Shame on you



今回のブログが1人でも多くの方々へ届きますように。


先ず、コチラの報道。


「旧球場跡地に菓子博の誘致要望」


広島商工会議所や広島県の菓子の業界団体が2日、広島市に対し、旧市民球場跡地に市が整備しようとする計画の広場へ「全国菓子大博覧会」を誘致するよう要望しました。


商工会議所の大田会頭や県菓子工業組合の竹内理事長などは同日に市長を訪ね、各地の菓子を集めた「全国菓子大博覧会」を平成25年に広島市に誘致するよう求める要望書を提出。


博覧会の会場については「球場跡地に計画中の広場で開催するのが有効だ」として、市が旧市民球場の跡地に整備を計画している広場のオープニングイベントにすることを提案しています。


これに対して市長は「筋書き通りに誘致できればとても素晴らしい事だ。市としても協力して行く」と述べ、前向きな考えを示しました。


旧市民球場の跡地利用を巡っては、市が広場や折り鶴の展示施設を整備する計画を発表しましたが、市議会がこれに反発して関連予算が認められておらず。


こうした状況下で今回の要望書は市の計画を支持する姿勢を示したもので、大田会頭は記者団に対し「計画は足踏み状態だが、誘致が開発の起爆剤になってほしい」と述べました。


それでは、この報道に関して私の所見を。


私は、同球場跡地問題に関し、この1年間に無数の方々と会い、意見を交換して参りました。


市民の方々に、市議・県議、国会議員の先生方。財界も広範囲に渡れば、各商業施設、団体、学校関連に市の担当課、etc。


著名人に有識者を含め、実際に会った人物は何百人規模であり、中には同問題の報道に登場する“様々な団体”の方々ともお会いしております。


そこでは実際、「会った事実を伏せておいてくれ」「この話は口外しないで」も日常。


相手が「行政」と言う巨大権力ですから、「仕事や地位を失っては」と慎重になられるのも無理はありません。


そこを踏まえ、先ずは「商工会議所」が兎角「民意の代表」の如く報じられておりますが、コレは民意でも何でもなく、ある種「個人の主張」域。


その商工会議所内ですら、先だって市議の先生のお話にもありましたが、全く「一枚岩」ではないのです。


何より、大田氏は当初、当事者の“劇団四季”が望みもしないのに「劇場を誘致」と唱えていた人物。


しかし、今では劇場の「げ」の字すら登場せず、結局は全てが場当たり的で、後にも先にも明確なビジョンやコンセプトは見受けられません。


同氏より「民意を反映しよう」との気骨すら感じられないのは、ポジションがポジションですから、当人が1番大変な事でしょう。


これだけ市民より反発を買い、座礁している計画案を「自らの企業を背負いながらも援護射撃しなければならない」のですから。


次に「市議会の反発」と、常々、市議の先生方が“反抗勢力”の様に報じられますが、コレも、とんでもない話。


市議の先生方は「直接選挙で選ばれた市民の代表」であり、大多数の市民の声を反映、代弁している(代表して唱えている)に過ぎません。


そこまで「広島復興シンボルの存続」に充分な議論も行なわず、市民の声に耳すら傾けず解体して「お菓子博を行ないたい」のか?


時に、私共は「あなた方はサッカー場を造りたいだけ」と揶揄されたりもしますが、そんな話ではありません。


“普通に”おかしいでしょう。


ハッキリ申しますが、他の大都市では、ココまで誰が見ても判る「密室の行政」など500%まかり通りません!


「ビジョンやコンセプトを持ち合わせていない」で言えば、行政も同様。


いわゆる「未来予想図」を持ち合わせること無くコンペを開始。


スタート地点で「明確なコンセプト」が存在しないのですから、最優秀案すら誕生せず、混迷を極める。


それでも、当初の予定では「行ける」と言う目算が存在したのだと思われます。


でも唯一の誤算は、そんな拙い茶番劇を「許す時代では既になかった」と言うこと。


今後も、息の掛かった団体が、さも「公平」かの様にシンポジウム等を行い、既定路線のアンケート結果を提出しては報じられる事でしょう。


相変わらず「街の未来」を形成するにあたり“市民は不在”の平和都市。


そこに住む人々の笑顔を“なおざり”にしておいて。


何度も申します通り「お菓子博」がいけないのではない。


例えば、過去20年間で50億円以上も注いで補強して来た「市民の球場」を残し、有効活用の道を模索すれば…


復興のシンボルの観客席や緑の芝を利用して“ウン十分のイチ”のコストで同イベントですら開催できる。


何故に、そこまで復興のシンボルを破壊した後、広場・公園化へ向かいたがる、お金を注ぎたがるのか。


利権、しがらみを一切捨て、まずは「いち市民」の視点から取り組むべきです。


これ以上、「街の私物化」を許してはなりません!

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