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日記|DIARY
2009年6月21日 フラッシュバック
サンフレッチェ!劇的な逆転勝利!!!
ゲームの終盤は、涙をこらえながらアナウンスするのが精一杯!
感動!感動!また感動!
なぜに?
“遠い思い出”が脳裏をよぎります。それは、2年前の神戸戦…
2007年6月
我々はアウェイに乗り込み、バックスタンドの“ド中央”で神戸サポーターに囲まれながらの観戦。
ゲームは終始サンフレが圧倒!サンフレの得点が決まれば、コチラは周囲も気にせず立ち上がっての大歓喜!
辺りの神戸サポーターも、言わずもがな、気持ちが良いはずはありません。
しかしながら、丸いボールは気まぐれであり、チャンスを活かしきれないでいると…
ロスタイム、大久保に決勝ゴールを決められての逆転負け。
タイムアップの瞬間、我々の目の前に座っていた神戸サポーターのおじさんが振り返るなり…
諸手を高々と突き上げて、満面の笑みでコチラへ向かってガッツポーズを示したのでした。
神様と法律が許してくれるならば、トっ捕まえて「広島まで一緒に帰路についてやる」ところですが…(勿論、冗談ですよ)
「敗者にクチなし」。あの時は本当に悔しかったな。
そして、本日のゲーム展開。
前半で2点リードしながらも後半に逆転を許し、どこか「あの苦い思い出」と酷似しています。
しかし!唯一!
いや!大きく違った事は、「ここがホームであった」と言う現実と…
何より、チーム、サポーターの誰もが「最後まで諦めていなかった」と言う事実。
そこで訪れたるは、忘れもしない後半の38分!
「何かアナウンス・ブースが暗いぞ!まだまだチームを後押しするぞ!」と我々もギアを入れ直しました。
すると1分後、目の前では同点ゴールが生まれ…
数分後、逆転ゴールの誕生!
涙腺のパッキンはハジける寸前で、熱く純度の高い液体が両の眼(まなこ)から飛び出さんとしておりましたが、そこはグっと我慢!
タイムアップの笛の音と同時に、我らがサンフレッチェの見事な逆転勝利は確定。
あの時の「笑顔の神戸おじさん」は晴れて2年越しに供養され、フっと私の目の前から消えて行くのでした。
なんのこっちゃ。
自らの人生に関しては、何1つ“げん”など担がない私ですが(ジンクスなど全く気にしない)ことサンフレに関しては別問題。
試合後の私のテーブルには。
小学生の女の子がプレゼントしてくれた「幸運を呼ぶ」四葉のクローバーと…
「セットプレーから絶対に失点を許さない」と言う愛用の“微力ながら壁になりますペンケース”が微笑んでいました♪
改めて。
こんな「感動空間」を演出してくれた、ホーム・アウェイと言った敵味方を問わず、全ての人々、街、環境に感謝です。
P.S.
試合後、30分が経過した頃。
「祭のあと」となった、どこか無機質な観客席を…
大きなゴミ袋を手に、黙々と広範囲に渡り掃除して下さるサンフレ・サポーターの姿がありました。
私も、「自らが汚して誰かに掃除してもらう」くらいなら…
「誰かが汚したモノを自らで掃除する」ほうが良い。
素敵なサンフレ・サポーターに。
感謝。
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