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日記|DIARY

2009年4月16日  アイ アム あまのじゃく


昨晩、車を走らせていると、漆黒の闇に、それはキレイに新球場が浮かび上がっていました。


あんなに明るいんだ…


例えば、友人知人と飲み会の席。


みんなが笑顔で会話を弾ませ盛り上がっている最中、私は決まって心中に「みんなが楽しくて本当に良かった♪楽しいな♪」と思う自分が居ます。


別に上から目線で宴を俯瞰(ふかん)するでなく、1人冷めている訳でなく、何故か、そんな自分が常に同居している。


大なり小なり同様の感情を持たれる方も沢山いらっしゃるでしょうが、一概に比べられないにしろ、宴の進行中、その感情を抱く頻度が私は“異常”に多い気が…(笑)


そこで、話は再び新球場へ移ります♪


地元開幕を終え、その熱気にようやく一段落。「待て待て♪まずは落ち着こうよ♪」と言った感じでしょうか。


そんな、誰もかれもが「新球場誕生」祝福ムードの中、何も水を差す訳ではありませんが…


そもそも、「新たな夢空間の創造」は、資金面で財界や市民の方々から多大なご支援があったにせよ、根本で、まとまった公金が注がれている立派な“公共事業”です。


何某かが出来るまで、また出来てからも、市民の「温かくも厳しい視線」での“監視”が不可欠。


敢えて、ここで新球場が誕生するまでの“すったもんだ”をあげつらうのは控えますが、この「どこか大団円」の様な雰囲気には注意を払わなければならないのでは?


子供が200円のお小遣いを貰って喜んでいる。「ありがとうパパ♪」


でも、本当は「2週間前に500円のお小遣いと遊園地の招待券まで貰えていた可能性が十二分に存在した」ことを忘れてはいけません。


何が言いたいかと申しますと、行政とて「何とかして街を悪化させてやる」何て企てる輩は皆無であり、誰もが街の、人々の幸せを願い望んでいる。


要は、そこへ向かう“方法”であり“手腕”の問題です。


「プロ野球」と言う国内最大規模のスポーツ文化、その興行地が新たに誕生した事で、前述の「方法や手腕」が不問となりつつある。


しかし、繰り返しとなりますが、差し引き300円と遊園地の招待券まで市民が貰い損なったかもしれぬ事実は、時代や不景気のせいではないのです。


その辺り、日常生活の中、意識を持たなければ“なかなか気づき難い”事柄であり、そこを「喚起」して行くのが地元メディアの仕事(使命)でもあるのですが…


「地方で生き抜く為の報道」と言う構造的な問題が歴然と存在しますから。


「寄らば大樹の蔭」であり、それはクライアントでもある巨大な相手へ簡単には「批判精神」の牙は向けられません。


でも、何よりの悲劇は、一般市民の方々に「実状」(外面的)は報じられても「実情」(内面的)が報じられ難い事ではないのか?


地元報道機関でも、公平・公正を掲げ、「地域の為に、人々の為に頑張ってらっしゃる方々」は沢山存在する!


否!大部分は、そう言った方々ばかりです。


ただ、違うでしょう。何がって「報道魂」。


私だって、大の野球好きであり、誰に負けず劣らず新球場の成功、発展を願っております。


正直な話、こんな喧喧とした内容ばかり書きたくはありません。


「だったら書くなよ!」っつう話ですが(笑)生来、“接待ゴルフ”の様な文章は書けない性質なので…


私ごときが大上段から、「物事の本質に目を向けよ」何て言うでなければ、間違っても新球場に難癖をつけているのではない。


「夢空間の誕生」であり、素晴らしいではありませんか!


唯一、冒頭の“飲み会の席”同様、盛り上がっているからこそ、心中、何かがよぎってしまう。


これまでも、これからも、街は人々と共に呼吸を続けて行くのですから、「結果オーライ」では再び同じ事が繰り返されて行く事でしょう。


もっと「大きな規模」で。

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