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日記|DIARY

2009年1月31日  トップの技量と度量


昨日は、お蔭様で恒例とさせて頂いております「ツネイシ・ホールディングス株式会社 新年度報告会」のMCで福山へ行って参りました。


国内でも有数の造船会社、海運業者であり、ここ数年、汽船カンパニーや傘下の他ジャンルに渡る企業を統合。


統合により、グループとしてのスピード(効率化)やダイナミズムも生まれれば、互いの連携を深める事にも成功。昨年も、過去最高の収益を上げられております。


しかしながら、未曾有の不況下にあり、高騰する原材料価格に進む円高、etc。


様々な不安、またマイナス要素が渦巻くこの世界情勢下にあり、新年度を迎えるにあたっても、同報告会では慎重な事業計画や今後の展望が発表されておりました。


そこで毎回、「我思ふ」。


通例で、報告会では冒頭に社長が挨拶をされ、昨年度を振り返り、また新年度の目標等を報告されるのですが…


この登場される「神原勝成社長」、喋りが“メチャメチャ上手”でらっしゃいます。


私ごときが言うのもおこがましいですし、別にお世辞であったり何か持ち上げる出なく、マジで上手い(笑)


29歳の若さで社長に就任され、現在、確か40歳でらっしゃるのかな?


で、何が上手かと申しますと、「人前で喋る」ことに関し、声のトーンであったり滑舌も“玄人裸足”の域であれ、何でしょう?


「聞いている人を飽きさせない」と言いますか、説得力があり、かつ「血が通っている」とでも申しましょうか。


また、堂々としてらっしゃいますし、どこか聞いている人々が“安心感”すら覚えてしまいます。


「この人なら、ついて行ける!」みたいな。


不況下であれ、国内外を問わず、投資する部分では投資を行い、新たな事業展開を図る。


何より、従業員の安全や幸せを第一に考えれば、「常石のサッカー・スクール」でも御馴染みですが、地域の発展や子供達の育成にも寄与してらっしゃいます。


その社長としての手腕も敬服の一語であり“出来る企業”は違うな。


何が違うって、「トップ」が違う♪


話は戻り、同現場(例年、同じホールで行なわれる)終了後、これまたある種“恒例”となるのですが、私はJRの福山駅まで徒歩で30分かけて、必ず歩いて帰ります。


無論、行きはタクシーですし、交通費も支給されるのですから、帰りだって、喋った後で多少の疲労はある訳で、タクシーで駅まで帰れば済む話。


しかし「なぜ歩くのか?」と申しますと、「町並み」を眺めるため。


「この辺りは、以前より栄えているな♪」「この通りは荒んで来たぞ?」「こんな店が、こんな建物が」と、1年毎に町の動向を「定点観測する」って感じでしょうか。


福山に限りませんが、「町並みが醸し出す色合い」と言うのは見事なまでに世相を反映しており、それは興味深いものがあります。


そして福山駅に近づくと、商店街に大きな横断幕が掲げられており、そこには大きな文字で…


「福山市長!重要文化財を破壊しないで!」めいたことが書かれておりました。


県内、どこも一緒なんだな。


上記の福山の問題に関して多少の事は存じ上げていても、聞きかじった情報で“どうこう”言うには租借していないので明言は避けますが、話は、やはり広島市。


昨日、「市民球場跡は原案通り決定」の報道が行なわれました。


ただ、「市議会から疑問の声が出ていることも踏まえ、今年秋の着手を目指している球場の解体費は、新年度当初予算案への計上を見送る」とのこと。


「見送る」も何も、迷走です。


議会のみならず、市民の方々が、これだけ「不支持」な原案を断行できる訳が無い。


ここ数日間も、紙面を賑わす見出しには…


「有効求人倍率5年ぶりの低水準」 「仕事を失う非正規労働者増える」 「景気判断8ヵ月連続下方修正」


そんな最中に、「30億円以上の血税を注いで一等地を公園にしよう」のニュース。


引き合いに出すことすら申し訳ない話、冒頭の様に「民間企業のトップ」が跡地利用の計画を担当していたならば、現在の広島市が掲げる原案には「500%」ならなかったでしょう。


なぜなら、企業のトップは、自らが抱える従業員、言わば「家族」を守って行かなければなりません。


常に、打つ手が、行動が、業績が「家族の日々の生活」へと直結しているのです。


そこで市政。


市民を何だと思っているのだろう? 他人事なのか?


二者択一ではなく、平和活動と景気対策は充分に「平行」できるでしょうに。


繰り返しになりますが、急場しのぎの決定など、「民意」でいくらでも方向転換できるのです!


みんなの場所は、みんなの未来は、「一部の人間」でなく、みんなで決められるのです!


皆様の行動で!

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