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日記|DIARY

2009年1月26日  誰の為に何処を向く


本日、市内で行なわれた“ある会合”にて「市民球場跡地利用問題」の基調講演をさせて頂きました。


まずは、現在の行政が推し進める「跡地利用・計画案」が誕生する経緯から始まり、派生する功罪。


次に、建設費用から、維持費にetcを説明。


続いて、我々が提案する「サッカー専用スタジアムと市の計画案との融合案」のプレゼンテーションを行なうと言った具合です。


ちなみに。


私が前述の「問題」について話をする際は、いかなる場所で、誰に対しても同様ですが、絶対に「自分達へ話が有利に展開する」方向へは持って行きません。


“中立”と申しますか、支持なり賛同して下さる方々が「どちらに転ぼうとも」本当にニュートラルな状態で話をさせて頂きます。


それは、「平和活動」の重要性を認識していれば、「折鶴」の持つ意味を“軽視はしていない”から。


今回、話をさせて頂いた場所が場所な事もありましたが、でも会場にお越しの200名弱の方々は、私共の提案に、正に「満場一致」に近い賛同を表明して下さいました。


市内をはじめ、県内各所でもご活躍される「著名な医師の方々が」です。


別に、「我々の有利な方向へ方向へと誘って行こう」なんて他意はありません。


真っ直ぐに話をさせて頂いて、それで支持を頂ける。


もっと根幹部分に触れるならば、我々の提案を支持して下さる以上に、現在、市側が掲げる計画案が、あまりにも「不支持」なのです。


「それが市民の、また地域の未来につながるのか?」と。


本日も、幾度となく激励の言葉を頂戴しました。


「絶対に諦めるなよ!「全面的に支持をする!」「市側が掲げる計画案に賛成している人物など、これまで見た事もない!」と。


ただ、市側の計画案を支持している方がいらっしゃる事も確かなのでしょう。行政が、躍起になって何が何でも“そこ”へ向かって行くのですから。


繰り返しとなりますが、税金を30億円以上も注いで造る「折鶴展示施設」。今後、寄付も募ると言う。


そこで改めて、これは完全なる私の個人的な所感ですが…


「世界の恒久平和」を発信するのは広島の義務でもあり、その活動は大事で尊いもの。折鶴も同様です。


ただ、「折鶴を折る」と言う行動が、昨今、あまりも儀式化と申しますか、形骸化しているきらいは否めません。


何が言いたいかと申しますと、「平和な世界」を目指している。つまり、「平和の願いを込めて折鶴を作らないで済む、みんなが幸せに暮らせる世界」を目指している訳で…


そこへ、「折鶴は平和の象徴である」と輪をかけて「折鶴を強要している」と言えば語弊が生じますが、そこを助長する様な取り組みは、果たして「是」とするモノなのか?


無論、私ごときが「誤っている」と申しているのではなく、平和へのアプローチとして「最善なのかな?」と素朴な疑問を抱いてしまいます。


私とて、長崎で生まれ広島で育っており、平和活動を軽んじているのではありません!


とんでもなく飛躍した仮定の話となりますが、もしも私が市長ならば…


市民の方が、「これは私からの寄付金です。どうか平和活動の為に使って下さい」と申し出を受けたとしても。


「確かに我々には平和を発信する義務がありますが、現在、世の中は混迷を極めており広島も例外ではありません。この先、貴方の身にも何が降りかかるか分かりませんので、どうぞ貴方の、そして周囲の方々の日々の平和の為に“その寄付金”は利用して下さい」と言い、臆面も無く「寄付を募る」など、計画案の段階ですら申せません。


また、裸一貫「声」だけでココまで走って来た私にとり、既得権益を守ったり利害関係に振り回されると言った事は一切無いので…(当然、自らの功績を形に残そうなんて間違っても思いません)


可能な限り全ての市民や沢山の方々に意見を伺い、100%とならずとも、多くの方々が望み、一人でも多くの方々に好影響がもたらせる「計画案」を立ち上げます。


何度も申します。「折鶴が悪い」と言っているのではない!


でも、このご時世に、「折鶴施設」を34億円も費やして建設し、同施設誕生の影響によって、例えば、この広島に「1人の宿泊客」でも誕生するのかな?


現在、広島の観光協会など、「観光客が広島を訪れても、ココは旅行プランの中継地点であり、人々は次の観光都市で宿泊されてしまう現実」を何とか改善しようと尽力されているのに。


そのポジションにいらっしゃる人物は、保身に走ること無く、人々の為、地域の未来の為に職務を遂行して頂きたい限りです。

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