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石橋りゅうじ 議会棟控室

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2018年10月 決算特別委員会 経済観光環境

はじめに、市民の食生活を守ってくれる大事な第一次産業にも関わる「水産業の振興」について伺って参りますが、まずは質疑の出発点として、何も本市に限りませんが「水産業を取り巻く環境」たるや、自然環境に気候変動や産業を継承する人材など、様々な問題を抱えていらっしゃるかと思われますので、平成元年(1989年)以降の「本市における漁獲量の状況と、その推移」、また「本市における水産業(漁業)従事者の状況と、その推移」を教えて下さい。

※行政側 答弁

只今、伺いました2項目に関して「如何なる背景、理由により、その様な推移、状況になっているのか」を、教えて下さい。

※行政側 答弁

答弁をお聞きしまして、水産業に関わる「平成29年度の実績や成果」について質疑する上での「本市の現状」を把握し得たので、改めて伺って参りますが、まず「栽培漁業の推進」にあたり、どう言った意図があって、何に取り組み、その成果は、どの様になると見込んでいるのか、この辺りを教えて頂けますでしょうか。

※行政側 答弁

続いて「産業の安定性を確保する」事は重要ですので「漁業経営の安定」についても伺いますが、この1年間で「何に取り組まれたのか」、その内容を具体的に教えて頂けますでしょうか。

※行政側 答弁

答弁にもありました通り「広島名産のカキ」を本市は非常に大事にされており、ここへ関して申せば、例えば先の東日本大震災の時も、被災された宮城のカキ事業者を広島の事業者が支援し、4年前の8.20豪雨災害は、宮城の事業者から「そのお返し」をして頂くなど、今やカキたるや「食の名産品」のみならず「都市間連携の外交ツール」にまで昇華した感がありますけども、では本市が「魅力ある里海づくり」を掲げては取り組まれた「カキの採苗安定強化事業」について、こちらの予算額で「何に取り組まれたのか」その内容を教えて下さい。

※行政側 答弁

今年は、7月に西日本豪雨に見舞われ、県内各地では広島名産のカキも、川から流れ出た多量の土砂に襲われるなど、大きな打撃を受けたかと存じますが、本市の「カキ養殖」の現場では、この影響と言うのは、あったのでしょうか。

※行政側 答弁

ここに言うまでも無く、水産業の舞台となる「海」、そこへ流れ込む「川」、源流を遡れば「山々」(森林)と、あらゆる自然環境は「一つに」繋がっていて、こうした関係性「自然の生態系」にも着眼しながら、引き続き伺いますけども、「水産業の振興」について、本市では昨年度に「育成指導、その他」の部分で「太田川産のアユとシジミの再生事業」へ取り組まれておりますが、まずは平成元年以降の「アユやシジミの漁獲量、その推移」を教えて下さい。

※行政側 答弁

一昔前の話となりますが「太田川産のアユ」と言えば、名産品で全国的にも有名であり、引き続き、その復活を目指し、継続して取り組んで頂きたいと存じますが、改めて、アユの生態は着実に増加傾向が見られ、その反面、シジミは激減しているのですが、こうした推移を辿る背景には「何が起因しているのか」を教えて頂けますか。

※行政側 答弁

先に述べました「海や川の状態」(水質等)は、当然ながら、その上流に位置する、つまりは「雨が降り注ぐ森林」とも密接に関わって参りますので、基本的な事で甚だ恐縮ですが、皆で再認識しておく上でも「海や川と森林には、どう言う重要な関係性があるのか」を改めて教えて下さい。

※行政側 答弁

大前提として、殊更、声高に言うまでもなく「健全なる森の育成」は欠かせないのですが、そこで本市が掲げられている「健全なる森の育成」に際し、これは「森づくりの推進」の施策も含めてとなりますけども「平成29年度は何に、どれだけ取り組まれたのか」を、教えて下さい。

※行政側 答弁

何よりも自然が相手なので「時間の経過を要する」部分も多分にあって、一気に何もかもが改善、解決されるモノではない事は重々承知しておりますが、しかし「健全なる森の育成」、その整備は喫緊の課題と言っても過言では無く、そこで本市では、現在の「取組(進捗)状況」を如何に捉えているのか、教えて下さい。

※行政側 答弁

私がこの度の決特で、こうした「山、川、海」の一連の自然環境にスポットを当て、質疑をさせて頂いているのには一つの大きな理由があり、その理由として、まずは「災害対策」が挙げられます。

今回の西日本豪雨により、本市をはじめ、県内各地も甚大なる被害に見舞われては、改めて「その教訓を活かすべく」、また「市民・県民の生命や財産を守る」べく、現在の社会的な論調では「広島県内には急傾斜地など災害危険個所が多い」、ゆえに「砂防堰堤等の整備が遅れている」「砂防堰堤の整備を、とにかく急いで」と、各市町の議会や県議会、メディア、市民社会からも声が上がっており、当然ながら私も「市民の生命」を守り、また「雨が降る度に不安に駆られる」、こうした「市民の方々が抱かれる不安」を解消する意味でも、ここへの意義はありません。

しかし、一方では、そこかしこに砂防堰堤が築かれ、山の風景は変わり、そして自然界、山々や、川の流れに海へ至るまで「人間を守る為に、動植物をはじめ、生態系への影響はないのか?」この辺りを懸念するモノです。

そこで「環境も保全」すべく、重要な事なので、ここに伺いますが、この度の災害を受けて、本市では新たに「幾つの砂防堰堤等が建設される予定」なのか、教えて下さい。

※行政側 答弁

8月上旬には、国の緊急砂防事業で「県内に砂防ダムが20基、治山ダムが40基」、8月下旬には、県の緊急砂防事業で「約100箇所にも上る渓流で、約327億円を投入して砂防ダムの整備が行われる」とのニュースも入って参りましたが、では今後も無数の砂防堰堤が「山々の渓流に誕生」するに当たり、そこへ伴う「自然界への影響」と言うのは、無いのでしょうか。

※行政側 答弁

私も、4年前の8.20の豪雨災害、そして、この度の西日本豪雨と各地を飛び回り、実際に甚大なる被害の及んだ状況や、今なお、不安を抱かれる人々とも間近に触れて参りましたので「市民の安全を砂防堰堤で守って行く」のは、当然、否定しませんし、「安全性の序列」、その優先順位に異を唱えるモノではなく、着実に、可及的速やかに、整備は進めて頂きたいのは大前提にあります。

しかし、市民の安全と、そこへ並行して「自然の生態系も守る」、この「両立を目指す」工夫、配慮が、あまりにも後手に回っている感は否めません。

重ねて、砂防堰堤を建設するにも「現在の工法」のままで大丈夫であれば、それは一向に構いませんけども、裏を返せば、誰も保障できませんよね?

中長期的に考えた時に「このままで自然の生態系に影響は及ばないのか?」、こうした「自然との調和、共生」を毀損するかも知れぬ現状への問題提起を「今だからこそ」敢えてさせて頂いている訳で、無論、この辺りは直ぐに結論が出るモノではありませんし、私も引き続き、取り組んで行く所存です。

いずれにせよ「健全なる森林の育成」を進めなければならないのは殊更、強調するまでもなく、今後とも「施策の充実を図って頂きたい」事を、ここに強く要望しておきます。

それでは続いて「都市の賑わいづくりの推進」について伺って参りますが、本市が取り組まれた内容を見て行くと、例えば、春の「フラワーフェスティバルの開催」、ここをサポートすれば、次に夏のシーズンは「ゆかたできんさい祭」や「みなと夢花火大会」、続いて秋には「大菊花展」、そこから冬のシーズンに目をやると「広島ドリミネーション」などが挙げられます。

そこで私は、現在の「冬場のシーズン」であったり、新年を迎える晴れやかな「大晦日から元旦へ向けて」、この辺りにスポットを当ててみたいと思うのですが、つきましては、これより質疑する前に一つ伺うとして、「本市が業務として携わっている云々」を問わず、この広島市内で行われる「カウントダウンイベント」で、何か、ふと思いつく印象的な催しって、ありますでしょうか。

※行政側 答弁

実際、県北に行けば「スキー場でのカウントダウンイベント」であったり、各地にて小規模で行われている催しはあるのでしょうが、全体的に、また過去より継続されながら「パっと本市で大晦日の風物詩の様に思い浮かぶカウントダウンイベント」って、これだけの都市規模を誇りながらも「皆無」なのが実情です。

そこで、この辺りの前提も含めながら「都市のにぎわいづくり」の観点から「広島ドリミネーション」について伺うとして、まずは、この広島ドリミネーションは、いつから、どう云う形態で開催され、また昨年度分「2543万6千円」を注ぎ、この額は何に使用されたのかを、教えて下さい。

※行政側 答弁

では、このドリミネーションも「冬季の期間限定」ではありますので続けて伺いますが、あの数々のオブジェなどは、本市で使用される以外の季節は「ただ保管されている」ですとか、どういった状況にあるのでしょうか。

※行政側 答弁

本市で使用されない「夏季」は、瀬戸内海をまたいで愛媛県に貸与されており、しかも、愛媛県に於いて「本市からの貸与」を宣伝して下さるなど「地域間交流に寄与している」事実は、まるで北半球と南半球のクリスマスの様に、心温まる「ドリミネーション効果」とも言えますが、では続いて、訪れた人々の人数を割り出すのは難しい部分もあるでしょうけども、近年「本市のドリミネーションへの来場者数」その推移は、どういった状況にあるのでしょうか。

※行政側 答弁

ならば現在、この「広島ドリミネーション」の開催日数や、その時々の内容(コンセプトであったりデザイン、等々)は、どう言ったプロセスを経て、どなたが決定しているのでしょうか。

※行政側 答弁

私も本市の「冬季の彩り」として、このドリミネーションを全て否定するモノではありませんし、開催、運営維持にも多くの人々の尽力があり、「開催が当たり前」になってはイケナイとは感じておりますけども、しかし、一方では実施より11年が経過しては「マンネリ化して来た」感は、正直な話、否めません。

また、繰り返しになりますが、本市では主だった「カウントダウンイベント」が無いに等しいので、市民の方々も「年越し」と言えば「近所へ初詣に出かける」か「自宅で、ゆっくりされる」か「他県のイベントへ向かう」など、選択肢が限られていると表現しても過言ではなく、そこでこれよりモニター(映像)を使用しながら「他都市の事例」をご紹介させて頂きます。

コチラは、東京都渋谷区で開催されている「青の洞窟」と呼ばれるイルミネーション事業ですが、元々は2014年から「目黒川」沿いでスタートしながら、人気を呼び、あまりにも人手が多いので、その後、渋谷に場所を移されたイベントです。
(青の洞窟の写真を見せながら詳細の説明、並びに渋谷のスクランブル交差点で開催されるカウントダウンイベントの模様、アメリカはNY、マンハッタンでのカウントダウンイベントの説明等)

つきましては、広島のお城や雪の結晶に機関車などが模されている色とりどりの電飾イルミネーションも悪くはないながら、やはり経年で「飽きが来る」と言えば失礼ながらも、どこかを機に「大人の空間演出」(一色に統一されては雑多なデザインではない)を一つの方向性として、切に「採用して頂きたい」と感じるところではあり、そこを「年末まで」にあらず、観光客の動向にしても「1月〜2月」が閑散期なのですから、ここへのテコ入れを図る上でも、カウントダウンイベントと絡めながら、そこを契機に「新年に入った一定期間、街を照らす」方法も、あるのではないでしょうか。

この様な「広島市」の取り組みであれば、必ずや全国的なニュースにも取り上げられ、話題を呼びますし、是非とも、出来れば予算の拡充を行い、早急にカウントダウンイベントと絡めた「新たな広島ドリミネーション」を実現して頂きたいのですが、如何でしょうか。

※行政側 答弁

場所にせよ、従来の催しでは「予算」の内、警備費が多額を占めている現状もありますので、なにも「平和大通り」のみの開催に囚われる必要は無く、無論、住民の方々のご理解も必要となりますけども、例えば、巨木の並木道がある「広大跡地」で開催するですとか、創意と工夫で、冬の催し、その賑わいも確実に変貌を遂げて参ります。

とにかく「この広島市で、新たな年を、みんなで、笑顔で迎えられる」、こうした催しを今後、創出して行ければと切望する次第であり、引き続き、ご検討の程を何卒、宜しくお願い致します。