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役所の標本木

本日も「議会改革推進会議」や、所属する団体の理事会等。

各所へ足を運んで参りましたが、折角の機会ですので。(何が折角?笑)

以前より私が、本会議や委員会での「お役人言葉」で気になっていた話を一つ。

それは、「市町」との単語を「しちょう」と発する事について。

(決して間違いにあらず「正しい」のは言うまでもありませんが)

顧みれば、数年前までは、市職員さんが同ワードを発する際も、十中八九?

皆が「しまち」との言葉で発せられていましたが、一昔前から、揃って…

皆が「しちょう」と言われ始め、ひとたび「しまち」と口にされた場合は?

再度「しちょう」と言い直されたりで、決め事として“お達し”があったのか。

それとも、お達しが以前からあったモノを「徹底せよ」と、お達しがあっての事か。

そこで例えば、県知事や各自治体の市長を「首長」(しゅちょう)と言いますが。

「主張」と混同する事もあり、皆が「くびちょう」と読み、口にされて来たりと。

こうした日本語(での単語)は、基本的に「音読み」は音読みで統一され。

「訓読み」は、訓読みで統一して「読まれ」ては、口から発っせられる訳ながら。

中には“構成される前後の漢字を統一”しない、正式に認められている…

「先に来る漢字を訓読み、後の漢字を音読みする、「湯桶(ゆとう)読み」や。

(野宿、見本、家賃など)

その逆に「先を音読み、後を訓読み」する「重箱(じゅうばこ)読み」もあって。

(縁組、軍手など)

誠に些細な提言で恐縮至極ながら、「市町」は「市長」と非常に混同し易く。

そこは柔軟に、読みも「しまち」で良いじゃないかと。

(議事録には活字で「市町」と綴られ残るのですから無問題では?)

それこそアナウンス業界でも、正しい日本語を発するべく。

また、受け手に分かり易い表現を徹底すべく、多くの決まりごとがあり。

「約50個」の「約」(やく)を、「ひゃく」(150個)と聞き間違えられてはイカンと…

この「約」は、全て「およそ50個」や「50個あまり」と言い換えられますし。

「A社よりB社へ」は「A社からB社へ」、この様な言い回しに留まらず。

アナウンスや編集の文字テロップでも「多用を避けたい表現」としては?

「なんと…」「驚いた事に」「想像を絶する」「実は」「ついに」等々。

他に、ご存知の方々も多いかと思われど。

「インディアン」は「ネイティブアメリカン」、「エスキモー」は「イヌイット」。

「父兄」は、女性が含まれていないので、「父母」や「保護者」へ。

「〜のメッカ」との表現は、メッカとはイスラム教の聖地であり…

「比喩的」に使用するのは、好ましくなく。

※14日は「じゅうよんにち」とは言わず「じゅうよっか」で、24日も同様

※「施行」にせよ、条例など法的な発布は「しこう」と読み、建築の着手などは「せこう」と読む

無数のルール、その枚挙に暇はありませんが、根源を突き詰めれば?

やはり「受け手側」が混同、誤解せず、かつ「受け取り易い」が肝要で。

繰り返しとなれ、些細な話となれ「読み」の問題に固執しているにあらず。

政治の世界たるや、とかく専門用語や独特の表現が飛び交う中にあって。

私共は、常に「受け手」の身になって、発言や表現も心掛けなければと。

ふむ。

寒の戻りも終息へ向かい、明日からは徐々に、暖かくなるそうです♪

投稿日 : 2018年3月22日
役所の標本木

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