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石橋りゅうじ 議会棟控室

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拝啓 背景です

世の中には「市民の生命や財産を脅かす」要因が無数に存在する訳で。

それは、病気や事件に事故をはじめ、犯罪や天災(自然災害)も然り。

そこで私共は、自助に共助、公助を通じ、言ってみれば。

「天寿」を阻害する要因を、一つ一つ地道に解消して行かなければなりません。

例えば、その中の一つに挙げられるのが、かねてから取り組ませて頂いている…

「飲酒運転(危険運転)の根絶」。

顧みれば、2013年の委員会で同根絶を訴え、2014年の1月には。

市役所と議会棟の1階ロビーに於いて「生命(いのち)のメッセージ展」を開催。

そこを契機に、新年度からは、同メッセージ展が各区役所を巡りました。

それから今日までの3年間、有志と共に、啓発イベントを企画しては催したり。

しかしながら、「このままのペースでは根絶の目標は程遠い」と。

新たに、他都市でも既に施行されている通り…

ここ広島で「飲酒運転根絶へ向けた条例」を制定すべく、動き始めました。

2015年、2016年と、各県議会議員にも打診、説明等を行いながら。

並行して、夏の日に冬の日も、各専門家に協力を仰ぐ日々。

補足までに「条例」と言えば、どこか法の下に…

「雁字搦めに縛られる」印象を持たれる方もいらっしゃるでしょうが、否。

本来、人々の生命(権利)を守り、共同体の在り方を形づくるモノ。

ただし、一言に条例と申しましても、法務に関する“ルール”を作り上げるので。

「やって下さい!」「やりましょう♪」と、一足飛びに進むにあらず。

先ずは自らも法を勉強し、自らでも「広島版の条例案」を作成したりと。

そして、先の6月議会の一般質問では?

「飲酒運転の根絶」このテーマ1本に絞り、一般質問を行い。

(6月議会一般質問)

それは単に「行政側に向けて」のみならず、議場で全議員にプレゼンする意図も。

その後、続いての舞台を「9月議会」に定め、県議会へのアプローチも続け。

また、元田幹事長をはじめ、多くの有志にもご尽力を頂いては、意見書案を作成。

結果、この今議会中に、議会の全10会派が“賛同のサイン”をして下さいまして。

(本当に感動を覚えました!大感謝!)

この意見書「案」は、晴れて意見書となりて、先方へ届けられる事となります。

その文面(内容)は、以下の通り。

広島県知事・広島警察本部長宛 「飲酒運転根絶に向けた条例政令を求める意見書案」

全国各地で重大事故に直結する悪質で危険な飲酒運転が未だに発生しており、飲酒運転根絶に向けて強力に取り組む必要があります。

しかしながら、累次の飲酒運転の罰則化や飲酒運転根絶の社会的気運の高まりにより、全国的に飲酒運転による交通事故件数は減少傾向にありますが、依然として飲酒運転による死亡事故は後を絶たず、平成28年は前年より増加しております。本市や広島県下においても同様な傾向であり、誠に憂慮すべき状況にあります。

取り返しの付かない悲劇を引き起こし、一瞬にして平和な家庭と暮らしを崩壊させる飲酒運転を根絶することは、市民の生命と財産を守り、安全で安心して暮らすことができる社会を実現する上で必要不可欠です。

飲酒運転を根絶するためには、警察による取組に委ねるだけでなく、運転者や同乗者あるいは飲酒に居合わせた者が飲酒運転の違法性、危険性及び責任の重大性を認識するのはもちろんのこと、家庭や職場、地域、そして酒類を提供する事業者、駐車場関係者等も含めて、社会が一丸となって、「飲酒運転は絶対にしない、させない、許さない」という意識を定着させる必要があります。

本市においても、飲酒運転の危険性や飲酒運転による交通事故の実態を周知するための交通安全教育や広報啓発活動などを積極的に推進しておりますが、飲酒運転の根絶に向けては、基礎自治体だけでなく、広域的に取り組むことでより高い効果が期待できることや、警察の取組と連携して総合的に展開することが有効であることから、広島県が主体となって、諸施策を総合的かつ効果的に推進する必要があります。

こうしたことから本市議会としては、平成24年7月に、飲酒運転の撲滅のための条例を制定していただくよう、意見書を提出したところであります。

飲酒運転の根絶に向けて、県、県民、事業者等の責務を明確にするとともに、通報や再発防止のための措置、教育及び知識の普及、情報の提供、意識啓発のための「飲酒運転根絶の日」の設定などを条例に盛り込むことにより、県民一人一人の意識の醸成が図られ、大きな抑止効果が期待できます。

よって、広島県におかれては、飲酒運転根絶のための条例を早急に制定されるよう、改めて強く要請します。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出いたします。

さて。上記が全文であり、今後は相応の期間を有する事でしょうけど。

県サイドが如何なる反応を示して下さるのか?

飲酒運転により、尊い命が再び奪われてしまう前に。

誰かが再び加害者や被害者になる前に。

頼んだぞ!県サイド!

条例が制定され、初めて“ようやく”スタート地点に立てるのですから。

投稿日 : 2017年9月29日
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