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石橋りゅうじ 議会棟控室

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本日、15時より予算特別委員会の最終日(24日)へ向けて…

「クラブ会」が開かれました。

ちなみに「クラブ会」とは、いわゆる「会派内」のミーティング。

54人から構成される広島市議会の中には「11」に上る会派があり。

※「交渉会派は3人以上」なので、1人や2人の会派は「非交渉会派」となります

各々の会派が、政党であったり主義主張や思想に活動の方向性、等々。

時に同志が集っては結成され、時に多様なる理由で分裂したりと。

政治であり会派の常でもある、離合集散を繰り返しながら。

「是」を推し進めるも「非」に歯止めを掛けるも議会は「数」であって。

個々の議員が会派を構成しては、その会派が別の会派と手を結ぶ…

「数を取りに行く」作業が繰り返されるのも、この時期で。

俄然、議会棟内も慌ただしさを増していたりします。

そこで、「3月末」に本年度が終わり、4月からは「新年度」。

現在は、この「新年度予算」を審議しては議決権を有した議会が?

「そのまま通す」か「一部を修正して通す」か等を、諮っている段階。

そして、上記「一部を修正しては」の箇所を捕捉したらば。

例えば、広島市は新年度に「10」個の施策を、各10万円の予算で展開する予定。

自ずと、新年度予算は「100万円」となり、これが「案」として議会へ提示される。

続いて、議会サイドが「全て文句なし♪」となれば、そのまま議会を通過。

クリア!って話で、一方、10個の中に「1つ」だけ…

「その施策は不確定要素が多く認められないと我が会派は思うのであります」

となれば、10万円を減額した「90万円」の修正案を、同会派が提出し。

「修正案」が議会で採決され、「可決」されたらば、新年度予算は90万円。

否決されれば、当初案の通り「100万円」となる次第。

※あくまでザックリと端的な表現を用いております

他に「付帯決議」と言って、上記で申すところの「認められない1つ」に対して。

「その10万円も通すが、新年度に入り、10万円の予算を執行するにあたり…」

「議会として◯◯の条件を課すので、そこをクリアして前に進めて下さい」

との手法もあったりで。

と、ちなみに「修正案」にしても「付帯決議案」にしても…

議会内で“採決”を取りますので、半数に満たなければ?

逆に、「議会で半数も無い提言など We don't careだ!」(行政 談)

と、自らへ返って来る「諸刃の剣」とも成り得る。

※「付帯決議」は制度上の拘束力はありませんが議会の「機関決定」ですので重みはあります

他に、細かく取り上げれば、予算案へ対する議会からの「リ」アクションは幾つもあれ。

“今現在”は、その辺りを調整する真っ只中。

ここまで書き綴って来た通り、根本的な構造として、行政側が予算を編成しても。

最終的な決定、議決権は「議会」サイドにある。ありながら?

数年前のデータとなりますが、全国の自治体における「2013年度」予算など。

97%の「市議会」と、99%の「町村議会」が、新年度予算案を…

「原案」に何の修正を加えるでもなく「そのまま」議会を通過させている現状。

行政側の予算案が著しく優れているのか?

議会側の怠惰や能力の欠落なのか?

「案」として上げるまでに、行政側と議会側の下交渉が上手く行っての結果なのか?

真相は各自治体によって様々でしょうけども。

「二元代表制の機能不全」とも言える、健全に見える不健全の可能性は高く。

ただし、議会からの反対や修正が、行政側に泥を塗るわけではありません。

そこを「対立」と捉える風潮自体に我々は違和感を覚えねばならず。

皆でブラッシュアップすれば良いのですが…。

何でも反対!も違えど、何でも賛成!も違う。

嗚呼、議会。

兎にも角にも、次世代を担う若人よ!蜂起せよ!

投稿日 : 2016年3月22日
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