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2013年 3月 予特特別委員会 経済観光環境

経済環境に関し、「広島情報の発信」と言う事業があります。
ここには、一般財源「4957万6千円」を含めた、「5046万6千円」の予算が計上されており、「インバウンド推進事業」や「外国人・観光客の誘客促進」などが盛り込まれているのですが、この中に、「観光地『広島』への関心度・向上」の事業に、「402万5千円」が盛り込まれております。(繰り返します)

そこで、改めて伺いますが、この「観光地『広島』への関心度・向上」の事業、この内容を具体的に教えて頂いても宜しいでしょうか?
(何分のDVDを何枚作成しては、如何なる手法で、どこへ向け配布するのか?)

※行政側 答弁

観光地としての「広島」の魅力や情報を、効果的に発信するため、観光素材などを盛り込んだ対外的なPR用のDVDを、「継続して作成しては、各所で流し、広島の関心度、向上を図って行く」と。

まずもって、私も、こうした地道な広報活動に対し、簡単に、直接的な効果に繋がるレスポンスが得られ難い事は承知しており、安直に費用対効果を求めるのは早計ですが、過去20年間、末席ながらも、こうした広報を含めたメディア業界に身を置いていた人間の所感としては、いくら完成度の高いDVDを作成しても、それを「観光地『広島』への関心度・向上」へ繋げようと思えば、勿論、ハナから否定をしている訳ではないながら、簡単な道程でない事は確かです。

例えば、受け手の立場となって、客観的に考えてみた時に、これだけ情報が溢れ、美しい景色や、見どころ満載のスポットなどへ対して「食傷気味」の世の中にあり、手元へプロモーション用のDVDが届いたからと言い、また、どこかで、プロモーション用のDVDが流れていたからと言い、受け手サイドの触手が、簡単に動かされるモノではありません。
当然、叩かなければ門は開かれないのですから、この様な取組みに対しては、私も賛同するモノですが、やるからには、過去の前例を加味しては、ある程度、確実に費用対効果が見込め、かつ話題性もあり、当初の目標設定(コンセプト)を達し得る取り組みを、次への展開までも、常に平行して考えておく必要性を、切に感じております。

そこで、これより、同額の費用を用いては、「観光地『広島』への関心度・向上」へ、より貢献、寄与するであろう取り組みを、ご紹介させて頂くとして、それが、「原動付自転車のオリジナル・ナンバープレート交付」であります。

まずもって、原付のナンバープレートは、各区役所から交付されており、予算関連となれば、財政局の税務課など「経済観光局へ問いただすものではないと」受け取られるかもしれませんが、先だっての厚生関係で、市長答弁にもありました通り、「局ワリで、どこの所管が云々」との限られた話ではなく、本市の一般会計、全体の中で、「観光地『広島』への関心度・向上」へ、十分に関連性のある「取り組み」や「予算」として、この度、取り上げるモノであり、引き続き、話を進めさせて頂きます。

さて、広島県内に目をやれば、まだ、記憶に新しい、今年の1月7日になりますけども、お隣の呉市が「市政110周年」を記念して、原付のオリジナル・ナンバープレートの交付を開始されておりますが、現在、全国では既に「43」の都道府県、約「180」もの市区町村で、このナンバープレートが導入されております。

参考までに、この呉の場合、プレート全体の形は、造船の町「呉」をイメージして、船を横から見たデザインになっており、こうした錨のマークにしても、キャラクターになっておりますが、大和ミュージアムの名誉館長である、あの大御所、漫画家の「松本零士さん」が、このナンバープレートの為に、書き下ろしたモノで、ここで、現物を見て頂くとして、コチラです。
(因みに、125cc以下がピンク、90cc以下が黄色、50cc以下が白の三色がある)
しかも、このナンバープレートを導入した事により、全国の「松本零士さんファン」からは注目を集めるは、このナンバープレートを、郵便局や信用金庫などのバイクも付けて市内各地を走り回ってくれるのですから、市民の皆様からは、お陰様で「大変、好評である」との事です。

補足までに、「郷土愛の醸成」であったり、「地元のアイデンティティを再発見できた」との事で、呉市では、このデザインを、今後、市職員さんの名札や名刺に取り入れ、「呉のシンボル」として、「今後、広く盛り上げて行きたい」と考えられているそうで、また、これだけ全国で展開されているオリジナル・ナンバープレートではありますが、この多種多様なるプレートの製造、全国シェアの内、半数以上を占めているのが、誇らしきかな、広島市に拠点を置く、地元企業でもあります。

ではココで伺いますが、本市内では過去に導入を検討された事がありますでしょうか?

※行政側 答弁

それでは、まず検討段階へ入って頂くにも、他都市の取り組みを学び、それが良い試みであれば本市も参考にするべく、「オリジナル・ナンバープレートの歴史」をヒモ解いて参りたいと存じますが、近年、急速に拡大して行った、このオリジナル・ナンバープレートは、2007年に、愛媛県・松山市が導入された事が発端となります。

それでは、何故「松山市は、導入を検討し、実施されたのか?」
出発点であるココを顧みれば、まず、全国的にも有名な、松山市が誇る観光スポット「道後温泉」ですが、アンケートを取ってみても、「道後温泉が松山市内にある」事は以外にも知られておらず、この認知度の低さは、長年にわたり「地域が抱える課題でもあった」と。

そこで、まずは、ナンバープレートを、従来の「松山市のみ」の表記から、「道後・松山市」への“変更”を考えられていたのですが、その際、排気量が125cc以下であれば、新たに条例で決めて、プレートの形状を変えられる事が判明したそうです。

また、同じ時期に松山市は、司馬遼太郎さんの小説、「坂の上の雲」の主人公3人が「松山市・出身」である事に基づき、劇中の様に、人々に夢や希望を抱いて頂けるよう、官民が一体となって、街の歴史を踏まえながら、小説の物語が感じられる、「坂の上の雲の街づくり」を目指されておりました。

ここで、少々、話は飛躍して参りますけども、私などが感銘を受けたのは、松山市が、「小説ゆかりの地」などが点在する松山市内・全体を、「屋根の無い博物館」に見立てる「フィールド・ミュージアム構想」を屋台骨とし、歴史、文化、自然など、松山市の資源や特性を最大限に活用しては、「地域に眠っていた魅力を引き出そう」と徹底して取り組まれた事実があり、こうした背景があったからこそ、全国初の試みとなりますが、ナンバープレートを「雲の形」にアレンジして、市民へ公布する運びとなったのです。

また、「道後・松山市」と表記しては、雲の形状をしたオリジナル・ナンバープレートを導入した意図として、当時の松山市長は、こう、語られております。
「地域の人に親しんで頂いてこそ、初めて松山を訪れる人々にもその魅力が伝わる」。「松山の魅力を再認識し、街の活性化を目指す意味があった」と。

いずれにせよ、現時点で私などが感じるのは、こうしたナンバープレートを導入する事で、地域の一体感は確実に生まれ、広島市への“関心度の向上”に関しては、多かれ少なかれ「必ずや効果が派生するであろう」と、他都市の実績に基づいては、ある程度、確証が持てる事です。

繰り返しとなりますが、この松山市が火付け役となり、その後、同様の試みは加速度的に全国へ広がって行きました。

広島県内を見ても、尾道市が、2009年の10月に、しまなみ海道「開通10周年」の節目として導入、府中市が2012年の11月に、そして、冒頭にもお話しました通り、今年は呉市、また、今後の展開と致しましては、お隣の廿日市市が、市政の施行、25年・記念行事の一環として、全国からデザインを公募しては、来年1月からの交付を、現在、検討されております。

☆では、県内のプレートを実際に見て頂くとして…(尾道市、府中市)

そして、先程も触れた通り、廿日市市が現在、検討を進められておりますが、恐らく、廿日市市ならば、「どんなデザインになるか?」と言うよりは、「宮島を如何にデザインへ盛り込むか?」に焦点が絞られるでしょうけども、言い換えれば、これも、観光地『広島』ならぬ、「観光地「宮島」への関心度・向上」に、今後も、十分なる役割を果たすのではないでしょうか?

重ねて、廿日市市の場合は、デザインを全国からの公募としておりますが、他都市の前例を見れば、地域のデザイナーで描いたケースもあれば、地域の高校生や大学生のアイディアが採用されたり、中には、45歳・市議会議員のデザインであったり、一般公募の後、「市民からの投票」が行われた都市なども見られます。

そこで、今一度、この度は予算特別委員会でもあり、出発点は、観光地『広島』への関心度・向上に計上された費用、「約400万円について」でありましたので、これより、このオリジナル・ナンバープレートに関します、費用にスポットを当てたいと存じます。

本市における、「125cc以下における、ナンバープレートの交付数」は、年間で、約1万5900枚。(この枚数は、ほとんど横ばい状態とのこと)

そこで、通常、ナンバープレートを作成するにあたり、1枚あたりの原価は、約140円であり、これが、オリジナル・ナンバープレートの作成費となると、最初に、デザインの金型を作るコストが必要となりますが、大よそ、1枚「約400円」で製作できるとの事です。

そう考えれば、これまでは年間で、約15900枚のプレートを刷っていたのですから、通常のプレートに掛かるコストは、140円×15900枚で、「222万6千円」。

ここに、オリジナル・ナンバープレートを導入した場合は、400円×15900枚で、636万円となり、つまり、差し引きで、約「413万円」のコストが、新たに必要となって参ります。

まずはココで、オリジナル・ナンバープレートに「何の利点であるか?」を申せば、確かに、新たなるコスト増が見込まれますが、同時に、広島オリジナルのプレートを付けて下さる人々が、初年度だけでなく、毎年「約1万6千人」増えて行く。

勿論、月日が流れれば、原付の更新を止める方々もいらっしゃるでしょうが、単純に計算すれば、毎年・毎年、「1万6千人」単位で、広島市の広告塔として、街中を走る方々が増えて下さったり、それは、わずかな効果かもしれませんけども、例えば、十代の若者が、免許を取って、始めて原付に乗る際、広島のオリジナル・ナンバープレートを手にしては、郷土愛を感じて下さる可能性だって生じます。

このナンバープレートは、公布される市民の方々へ貸与、つまり、貸し出されるモノでありますから、いきなり、公布時に、何かが派生する種のモノでもありません。

しかし、いざ、導入となると、お話させて頂いた通り、年間で400万円強のコストが求められますけども、本市のPR用DVDを作成するのも400万円。
このオリジナル・ナンバープレートの導入も、イニシャルで必要な金型の制作費など、減価償却は必要となれ、ほとんど同額の400万円です。

ここは、市全体の会計の中で、十分に捻出できるモノと考えますが、如何でしょうか?
改めて、ここに、局ワリであったり、所管云々を抜きにして、「観光地『広島』への関心度・向上」を目指す担当課へ、ご所感を伺いたいと存じます。

※行政側 答弁

(感想)

そこで、私は、丁度1年前の予特にいて、街中にある「灰皿・撤去」の話をさせて頂き、その際、「こう言った灰皿は如何が?」と、灰皿のアイデアを提案させて頂きましたので、今回も、オリジナル・ナンバープレートのサンプルを作成して参りましたが、それが、コチラとなります。☆パネル

広島の財産、広島三大プロの、カープ、そしてサンフレ・バージョンとなっております。

無論、版権の問題もあり、簡単に実現するモノではないでしょうが、コレは、あくまで一案であり、デザインを広く公募するもヨシ。
市立大学の生徒にお願いするのも、話題性を呼ぶかもしれません。

いずれにせよ、「他都市が導入しているから」との胆略的な意味合いでなく、「広島の関心度・向上」へ向け、トップ判断で是非とも導入して頂ければ幸いです。