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マニアックな舞台裏

この度の豪雨災害、その発災直後に、SNSを通じて。

ジョウビズ業界の大先輩が…

「ある被災地にユンボ(小型重機)とチェーンソーが必要だが、誰か?」

との発信がありました。

私も、目に留めさせて頂きながら、業務に追われていたモノで。

直ぐにリアクションは起こせなかったのですが、それから数日後。

気になっていたので連絡をさせて頂くと?

「山から流出した“巨木”が民家に突き刺さっているんだ」

「そこで、持ち寄ったチェーンソーを駆使して伐り出そうと試みたが…」

「木に多量の土砂が付着していて、チェーンソーの刃が直ぐダメになる」

「まったく刃が?歯が立たず、裏庭の復旧作業が進まないんだよ」と。

つきましては、今週末(土日)の地域行事も全て中止になった事から。

本日は、朝から道具を揃え、上記の現地へ急行。

私ごときが、したり顔で専門家ぶって語るつもりはなくとも。

チェーンソーの「刃」たるや、あれだけ堅い木々を何本も伐るので。

定期的に「研がなければ」なりません。(コレを「目立て」と呼ぶ)

(チェーンソーの目立ては、ご家庭の包丁より高頻度に必要)

かつ、研いだ後は、切れ味が「驚くほど」蘇って参るのですが。

容易に推察される通り、刃にとって土や砂は大敵で、触れたらば?

即座、刃が傷み、切れ味が落ちてしまいます。

しかしながら、チェーンソーの「刃の種類」には?

こうした“土砂まみれ”になった木々「対応」の刃がありまして。

正式な名称は、何って言うのかな?(メーカーによって呼び名が違う?)

私が持っているのが、スチール社製の「デュロ」と呼ばれるタイプ。

カタログにて…

「過酷な状況下での作業に高いカッティングパフォーマンスを発揮!」

と、謳われるなど、いわゆる「土砂の付いた木材を伐る専用刃」であり。

(価格は6000円くらい)

この度の現場では、通常の刃と比較して、目立ての間隔が…

「10倍にも伸びる」と言われる、耐久性ある“強靭な刃”が…

土砂まみれの大木を伐り、搬出するのに大活躍してくれたと。

直径50cm位から、根っこの末広がり70cm位の木々を含め。

ザラザラ、ジャリジャリの流木を、礼も尽くし、伐らせて頂いた次第。

(断面を見ても、その発揮された効力は一目瞭然)

補足までに。

普段の森林整備では不要である、この度の強靭「刃」は?

4年前の8.20豪雨災害もあり「もしも」に備え、半年前に購入したモノで。

今回、悲しいかな「使用される事に」なってしまいましたけども。

他に、大型重機がある現場は別にせよ。

多くの流木が堆積しては、搬出するにも、ボランティアさんの人力のみ。

その様な場合、長い木々を「玉ぎり」しては、運び易くするにも重宝する。

ホント局所的で、ピンポイントな道具、部品の話で恐縮至極なれ。

ただ「伐る」でなし、「伐り続ける」には、理由があったバックステージの話。

引き続き、皆様で、前へ。

投稿日 : 2018年7月21日
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