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2018視察リポート 後編

そして日曜日も、地元区の爽やかアイサツ運動推進大会や。

同僚、安芸区選出「三宅正明」議員の“新春の集い”へと、東奔西走。

ではでは、前編に続き、特別委員会「県外視察」の後編として。

今回は3日目に訪れた、大阪は堺市の「J-GREEN堺」を取り上げます。

人口83万5千人の都市に、総事業費「約65億円」を費やし。

(当初整備「約57億円」、後に“需要が高く”コート2面を「7.6億円」で増設)

本市で言うところの「広島西飛行場跡地」の様な立地(空地)、ベイエリアへ。

2010年3月に誕生したのが、この「SAKAIからSEKAIへ」ジェイ・グリーン堺♪

先ずは“施設概要”から、ご紹介して参りますと。

*天然芝フィールド:5面(内1面は3600もの観客席&照明設備付)

*人工芝フィールド:11面(内3面は照明設備付&内1面は400mトラック付)

*フットサルコート:8面(全照明設備付&内3面は屋根付)

*サイクリング(1周:約2.2km)にウォーキング(1周:約2.4km)のコース

*クラブハウス(1カ所)に駐車場(施設内6カ所「1,152台」収容)

*ドリームキャンプ(合宿所:シングル・ツイン・6人部屋・20人部屋、286人分)

(上記の合宿所内にレストラン、大浴場、大・中・小の会議室等、込み)

コレだけの国内でもトップレベルの施設が整っているので、必然的に。

文科省から国際競技力向上を目的に「国の競技別強化拠点施設」に指定され。

サッカー日本代表(男女)の合宿、キャンプ地として、のみならず。

ユース世代の合宿や、大会が高頻度に開催され、年間の利用者数は約80万人。

確かに、維持管理費が相応額は必要となりますけども、そんな中にあって。

年間に5億円近い収入があり、そこから支出を差し引いても、黒字化を実現。

堺市へも、年間で「4千万円から6千万円」を、黒字額から納めています。

@大阪ガスの工場跡地に建設

A日本で唯一「105m×68mの正規サイズコート×4面フィールド」は圧巻

B「人工芝」改修費の内、2割は「古い芝の処理費」なので、捨てないで通路等の空きスペースに敷き詰めたりも(ゆえに色やラインがバラバラだったり♪)

また、特筆される1つが「JFAアカデミー堺事業」(2012年に開校)。

女子中学生を対象に、将来の“なでしこジャパン”を担うであろう選手へ向けて。

優れた環境を提供しては、長期的な視点に立った選手(人材)育成を行うべく。

1学年12人が選ばれ、前述の合宿所で共同生活しながら…

日夜、学問やサッカーに励まれていると。

そこで、とかくコレだけの施設になれば「採算」ばかりに目が行きますが。

県外からも、例えばユース世代の大会が開催されれば?

全国から選手に関係者が一堂に会し、しかも一定期間、宿泊もしますし。

(上記の合宿所“以外”の民間宿泊施設を大多数が利用)

当ブログでは、数年前にも“そのニュース”を伝えましたけども、過去に…

フライングディスク(アルティメット)のW杯が開催された時は、世界から選手が集い。

同様に“中長期間”滞在されては、多くの効果を都市へもたらしました。

更に、ココへ来れば、強豪校なり強豪クラブがキャンプを張っていたりするモノですから。

例えば、昨今のスポーツ界を賑わす卓球や(アイス)スピード・スケートの様に。

女子が男子(スケートのケース)と、中学生が高校生と対戦する、と言った具合。

「上のレベルの選手」と練習、試合が出来るので、若年層の技術力の向上へ。

この辺りにも、多大な成果を発揮されているとの事で。(ラグビーやラクロス競技も使用)

前号でも触れた通り、中途半端な「モノづくり」にあらず「突き抜けている」からこそ。

需要が「より喚起される」好循環を生み出し、フィールドの増設にまで至っています。

「出来ない理由」を並べる前に、大きなビジョンを掲げ、兎にも角にも「やる」。

そして、やるからには、必ずや成功へ導くべく、官民で協力しては「英知を尽くす」。

「隣の芝は青すぎます」けども、ただ溜息ばかりついてはいられません。

何事も、やり切らなくてはね。

投稿日 : 2018年2月04日
2018視察リポート 後編

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